忠誠を試す踏み絵?

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文部科学省が、また酷いことになっています。
「あるものをない」と言わせた、と思ったら、
今度は文部科学省副大臣が、職員を恐喝している。
いわゆる「総理のご意向」文書の存在を巡って、
秘密義務違反という、国家公務員法違反によって、
内部告発した職員を、処分するというのです。

文科大臣「ない」と言った文書が、実は存在する、
と言う発言は、今のところ匿名で言われている。
これを再調査するとして、内閣府がやっているのは、
内部告発の犯人捜し、と言うのだから恐ろしい。
処分するとは、任命権を使って告発者をやめさせ、
従順な職員だけの役所にする、と言うのでしょうか。

同じようなことは、アメリカでも起きており、
トランプ政権は、すべての閣僚が決まるやいなや、
閣僚たちを揃えて、忠誠を唱えさせている。
日本もアメリカも、いよいよ独裁政治に向けて、
本格的な踏み絵が始まっている、と言うことなのか?
権力者は独裁を目指し、権力への忠誠を求めている。

自由党森ゆうこ氏が、「告発者を守らないのか」、
と問うたところ、副大臣はこう応えています。
「非公知の行政運営上のプロセスを、上司の許可なく、
外部に流出されることは、国家公務員法違反の可能性」
と言っており、これはどう聞いてみても、
告発者に対して処分を臭わせる、恐喝でしょう。

せっかく前川氏が、文科省の信を貫いたと思ったら、
内閣から使わされた大臣と副大臣が、これを否定する。
アベノ独裁にとって不都合なら、赤いものを青とし、
あったものもなかったとして、従わなければ処分する。
何年も前から忠告してきた、アベノ独裁の正体は、
こうして隠され続けよう、としているのです。

こんなことを書けるのも、あと暫くの自由なら、
いよいよこの国は、破局へ向かうのかも知れません。
その時期には言論は統制され、不満分子は監視されて、
新聞テレビの記事は、読売新聞のようになる。
そんな時代でも自然農は、続けられるでしょうが、
うかうか自由な発言は、気をつけないといけません。