夏野菜を植える
今日は頼成学びの場で、石黒さんの指導がありました。
お米の苗の状態を見て、いろいろ話をうかがいましたが、
発育が少し遅いのと、種籾を虫に食べられて少し減っている。
種籾は全部が発芽するわけではないけど、異常が無ければ、
かなりの確率で発芽しますが、今のところ7割程度です。
このままでは田植えの苗が、不足するかも知れないけど、
今更じたばたしても仕方が無いので、このまま様子を見ます。
実は清水明の苗床も、発芽にかなりのムラがあって、
このままではいくつかの種類で、苗が不足しそうな感じ。
だけどまだこれから出る芽もあるので、やっぱり様子見です。
田んぼの作業は、苗が育たないとどうにもならないので、
一般の農家では、苗は自分では作らないで専門業者に任せる。
温度湿度の管理から、栄養管理まで一貫して行いますから、
自然農とは違って、ほぼ間違いなく予定通りに苗が育ちます。
無農薬でもある程度は可能なので、そうした苗も用意は出来る。
だけど生き方としての自然農が目指すのは、問題の無い生き方で、
エネルギーの使用も、なるべくなら循環型だけで済ませたい。
実際にはガソリンで車を走らせないと、日常生活さえ出来ないので、
完璧なことは出来ないのですが、完璧である必要もありません。
あくまでも“生きる”ことが先にあって、どう生きるかなのです。
ちゃんと生きられなければ、生き方も何もあったものではない。
したがって生きるためにお金が必要であれば、それも計算しますが、
あくまでも主役は人間なので、生活環境を壊すことはしたくない。
そうしたバランスの中で、なるべく自然に近しく生きるために、
自然農の考え方がありますから、苗から全部自然に育てたいのです。
苗の話しが長くなりましたが、今日は夏野菜の植え付けで、
頼成の畑の方は、おおかた植え付けを済ませることが出来ました。
写真の一角では手前右から、キャベツ、唐辛子、ナス、ブロッコリー、
奥の右から、大玉のトマト、ピーマン、ズッキーニ、キュウリなど、
他の場所を合わせると、エンドウ豆、夏大根、ニンジンもある。
写真の中央付近に見えているのは、成長したニンニクですが、
これは今年植えたわけではないのに、なぜか芽が出て育ちました。
このほかにも、種取りようにそのままにしてあった大根とか、
僕にはよく分からない西洋野菜が、たぶん妻が植えたのでしょうが、
いろいろ咲き乱れて、混沌とした様子の畑になっているのです。