学びの場で苗床作り
今年の自然農を学ぶ会、頼成学びの場では、
毎月第1日曜日が、学びの日と決まっています。
と言うわけで、今日がその日なので集まって、
さっそく田んぼの苗床作りを、実習学習しました。
月に一度の学びの場は、次回は5月になるので、
苗床には遅すぎるから、今日の実習になったのです。
僕らの苗床は、田んぼの中を区切って作り、
苗床の場所も最後は、埋め戻して田植えをします。
場所に余裕がある人は、別の場所で苗を作り、
田植えの後も、そのままにしていてもかまいません。
僕の清水明の田んぼでは、実際にそうしているし、
その方が田植えの時期に、埋め戻しをしなくて済む。
いずれにしても、苗床の区画をこしらえたら、
草の多い表面の土を剥がして、苗床面を平らにします。
平らに出来た面に、三日間水につけてあった種籾を、
乾いた状態にして、なるべく均等に振りまいていく。
振りまいた後は、種籾一粒ずつ等間隔になるように修正し、
できあがったら、細かい粒子の土をかけて覆います。
さらにその上に、保温効果を上げるために、
切り藁をかぶせて、切り藁の上には長い藁を掛ける。
これで終わりですが、風や鳥に荒らされないよう、
寒冷紗などのネットをかぶせ、飛ばないように固定する。
これで苗床は完成しますから、このあと4週間ほどで、
苗が育ってくるのを、待つことになります。
今回は日程の都合で、2日に苗床を作りましたが、
例年は10日前後に作るのが多く、お天気次第でもある。
季節の流れで言えば、桜の花が咲く頃がベストで、
今年は来週あたりが、ちょうど良さそうな感じです。
遅れた場合や、苗床が風や鳥に荒らされた場合は、
4月中であれば、やり直しが間に合います。
田んぼ以外の農作業では、すでにジャガイモを、
2種類ほど植え付けましたし、ネギも植えました。
キャベツやブロッコリー等は、苗で植えたし、
絹さやなどのエンドウ豆は、ポットで苗を育てます。
こうして少しずつ、種や苗を大地に下ろして、
春を確実に取り込み、実りの準備をしていきます。