梅は咲いたか・・・

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春分も過ぎて、畑も春の彩りが始まりました。
僕らの馬畑でも、今は白梅の花が満開で、
やや遅い紅梅も、チラホラと花が咲いています。
先日は井波の桜を、教えてくれる講習があり、
聞いてみると、これがけっこう面白かった。
ひっそりと咲く梅に比べて、桜はよく目立ちます。

♪梅は咲いたか~、桜はまだかいな~♪
なんて「しょんがえ節」でも、唄われますが、
梅が咲けば、桜を思うのが日本人の心とか。
同じ桜でも、河津桜や十月桜はもう咲いており、
派手な色を広げているものも、見受けられるはず。
だけどやっぱり、桜と言えば染井吉野か江戸彼岸。

日本人の多くは、とかく桜が好きですが、
この桜は全国各地で、名の知られたものもある。
富山県内だけでも、県がまとめた桜の名所は、
70カ所もあって、南砺市には8カ所ある。
このそれぞれの名所は、地元の人が大切に守り、
手入れをしているから、きれいなのです。

それに比べて、梅の名所もあるにはあるけど、
桜の名所ほど知られていないし、派手さはない。
寒い冬が終わって、春の到来を告げるには、
桜よりも梅のほうが、相応しい気もしますが。
やっぱり梅の花の時期は、まだ寒いので、
屋外へ出て、花を観賞する風ではないのです。

梅の向こうに見えている、馬畑の様子も、
まだ今年は、手入れも何もしていないのです。
これから少しずつ手入れをして、草を刈ったら、
まずはジャガイモを植えて、農作業の始まりです。
去年植えたニンニクや、タマネギツル豆など、
手入れをして、今年の植え付けを考えます。

さて前述の、「しょんがえ節」の続きですが、
歌詞を見ていると、季節ものがいろいろ出てくる。
浅蜊とれたか、蛤ャまだかいな
 鮑くよくよ片思い、さざえは悋気で角ばっかり」
どうやら鮑やさざえも、昔は江戸近海で捕れたのか、
と思うと、今の東京湾はあまりに寂しい。