最後は籾摺り
砺波の「自然農を学ぶ会」で、共同購入したミニダップを、
家に持ち込んで、10種類まとめて全部を籾摺りします。
今日は準備作業をして、テスト的に赤米2種類だけ籾摺りで、
特に異常はなく、見るまに籾が取れて玄米になりました。
自然農の作業の中で籾摺りだけは、電力の力を借りないと、
あまりにも効率が悪いので、これだけは電動の機械を使います。
お米は収穫を終えて1週間以上立ち、頑丈な米袋に入れて、
階段下に並べて置いてありましたが、ネズミ被害を受けました。
それもいつやられたのか、全く気がつかないうちにやられて、
今日ミニダップに掛けようと、米を動かして気がついたのです。
細身の赤米袋に穴が空いて、米がいくらか散らばって、
しっかり籾殻だけになっていたので、ちょっと驚きました。
たしかに我が家にはネズミがいて、時々音がするのですが、
お米を置いてある場所で、音がしていたわけではない。
それなのにしっかり食べられて、気がつかなかったのだから、
やっぱりネズミは凄いなあ、と感心してしまったのです。
慌ててねずみ取りを用意して、対策をしてみましたが、
ネズミも簡単には掛からないので、根比べになるでしょう。
過去には、保存用の主要米をネズミに荒らされたことがあり、
その時は入念に作戦を練って、いくつもの仕掛けを用意しました。
作戦は功を奏して、6匹ほどのネズミが一網打尽となって、
その後しばらくは、ネズミの音を聞くこともなかったのです。
しかし次のシーズンになれば、また新たなネズミがやってきて、
ネズミとの戦いには、終わりってものがなさそうでした。
同じ生き物同士ですから、なるべく殺したくはないけど、
そうかと言って、大切な食料を分けてやるわけにはいきません。
被害がなければ退治しようとは思わないけど、お米を食べられては、
やっぱりそのままと言うわけには、行かないことなのです。
人間はまず人間が生き延びて、それから他の動物も大切にして、
そして地球上のあらゆる命を、大切にして育むのです。
田畑の農作業においても、最近獣害被害が増えていますが、
環境保護の一環だからと言って、獣の保護ばかりしていられない。
大前提は自然環境を守るんだけど、人間も生きて行きたいから、
せっかくの作物を、イノシシやネズミにくれてやるわけにはいかない。
おこぼれの少しくらいならいいけど、全部取られては困るから、
時には殺生しながらも、なるべく気持ちよく生きようと考えます。