稲刈りも終わり

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今年は少し遅れましたが、11月2日に最後の稲刈りを終えました。
最後はもちろん“みどり米”で、今年の収穫量は多そうですが、
刈り取りの時期としては、適正時期よりも少し遅れたかもしれません。
全体の1/4ほどの稲の茎がへたって、収穫しにくい状態になっており、
やっぱり10月中に、すべての稲刈りを終えておきたかった感じです。

とは言っても、今年は10月の天候に雨の日が特別多かったようで、
タカキビや黒大豆などは、長雨と台風で収穫前に発芽してしまいました。
発芽した黒大豆も収穫しましたが、これって味噌にできるのかどうか、
そもそも食べられるのかどうか、正直言ってよくわかりません。
売るわけではないから、とりあえず味噌に仕込んでみるつもりですが、
やっぱり怖いので、発芽黒大豆は別個にして味噌にしてみます。

3日(文化の日)は大長谷の石黒宅で、恒例の芋煮会がありましたから、
家族3人で行きましたが、ちょうど姫と同じ年頃の子どもたちがいて、
姫も元気に一緒になって遊び、食べるよりも遊ぶのが楽しかったようです。
これは子ども園効果なのか、以前よりもお友達と遊ぶようになって、
今回はすっかり親を離れて、子ども同士で夢中になって遊んでいました。

こうして季節は巡り、田畑の収穫も終盤に近づいて感謝会が始まり、
子どもたちも成長して、少しずつ親の手を離れていくのでしょう。
そうでなければ困りますが、どんなことでも終われば寂しく感じてしまい、
またもう一度、同じ苦労をしてみたくもなるから不思議です。
たぶんそこには、生きていることの大きな意味が潜んでいるようで、
意味も無く楽をするよりも、苦労してでも感動を手に入れたいと思う。

今年はもう少し楽な暮らしをするはずが、妻が次々に何か種をまくので、
気がつけば農作業に追われ、予想外に忙しい春から秋になりました。
それでもこの収穫が終われば、来年の春まではゆっくりできるはずです。
またのんびり温泉巡りなどもしたいし、本もたくさん読んでみたいし、
たくさんの映画を見るために、プロジェクターを買い換えるかもしれません。

僕はどちらかと言えば、毎年違う一年を送ることが多いのですが、
来年はどうなるか、そろそろそんなことも考える季節になるでしょう。
毎日美味しいものを食べて、日々気持ちの良い環境で暮らし、
何一つ贅沢はできないけど、誰の指図も受けずに自由に暮らせる。
10代の頃からこんな暮らしを望んでいたから、紆余曲折を経ても、
そのように暮らせるのが、人生の面白いところかと思います。