雨でも稲刈り!

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天候不順は相変わらずで、秋晴れは2日と続きません。
そうかと言って、晴れ予報の日でも用事がある日はあるので、
やむを得ず翌日が晴れなら、小雨の中でも稲刈りをします。
11月になれば、気候は一気に冬型になるので、
その前に稲刈りを終えて、稲架干しも大方済ませたい。

実は雑穀も乾燥しきっていなくて、家の中にあるから、
そう広くもない家に中に、アワやらキビやら大豆まである。
もともとこの時期は、一年の中でも特に雨が多くて、
どうかすれば梅雨より雨量も多いから、どうにもなりません。
そして11月になれば、冬になってしまうと考えれば、
今の時期は何とかして、収穫物を乾燥させたい。

乾燥機もないから、お天気と相談して乾燥させますが、
たとえ小雨でも、雨で濡れた稲を刈るのは簡単ではありません。
雨水で重くなった稲は刈りにくいし、刈り終えて束ねるとき、
どうしても稲を小脇に抱えるので、脇がびしょ濡れになる。
最初はカッパも着ないでやっていたら、どんどん水が浸みて、
下着まで水浸しになって、大変だったのです。

2回目からは、濡れた稲を刈るときはカッパを着て、
雨の中での稲刈りと同じように、万全を期しています。
いろんな用事で、スケジュールが一杯になれば、
どうしてもどこかで無理をして、雨の稲刈りになってしまう。
時代が進んで便利になれば、時間も余りそうだけど、
むしろ妙に忙しくなったのが、現代ってやつでしょう。

ようやく5種類、半分ほどの稲刈りが終わって、
ともかく晴れて欲しいと、祈りながらの毎日です。
稲刈り自体は楽しいけど、お天気が自由にならないのが、
どうしようもなく不自由で、これが人間の限界かと思います。
葉物野菜などは、すでに温室工場で生産できますが、
米はまだまだ、風と太陽の光がないとできません。

それでも今の僕にしたって、車は使うし温泉には行くし、
子どものころを思えば、贅沢三昧の生活をしていると言える。
多少の雨の中で稲刈りをしても、家に帰って温水ジャワー、
近くの温泉で、ぬくぬく疲れを癒やすことだってできる。
贅沢な時代に生まれて、後世の人につけを回さないように、
やっぱり質素に、身軽に生きたいと思うのです。