残り古代米3種+イセヒカリ

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連日に湿度の高い、雨っぽい日が続いています。
いつになったら良い天気になるのか、わからないので、
昨日は今年初めて、早生黒米から稲刈りを始めました。
晴れてくれないと、稲架掛けの自然乾燥だけでは、
なかなか乾燥しないので、次の稲刈りも進みません。

それでも古代米の残り3種と、イセヒカリも実ったので、
どんな様子のお米か、写真に撮って紹介したいと思います。
このほかにコシヒカリと、大正モチも作っていますが、
それはどこにでもある品種なので、紹介しなくてもいいでしょう。
と言うわけで、写真左から順に紹介します。

左端は晩稲の黒米で、早生に比べるとすっきりした容姿が、
扱いやすさを感じさせるし、実際に素直で大粒の多収穫黒米です。
実るのは遅いのですが、いったん実ってしまえば、
熟すのは遅くないので、10月上旬には収穫できそうです。
代表的な黒米で、収穫も期待できるのがありがたい。

2番目がみどり米で、見た目も凜として美しく、
花屋に置いてもいいような、お米らしからぬ餅米です。
実はこのみどり米でついた餅は、独特の風味で美味しいので、
それを楽しみにみどり米を作る農家も、何軒かは知っています。
僕もブレンドに使う分の他に、餅つき用の分も作っています。

3番目が赤米の晩稲で、ころころっと太った姿で、
同じ餅系赤米とは言え、細赤米とはまったく違う容姿です。
赤米には野毛のある品種もありますが、これとも違って、
大粒ですっきりした嵩があるので、多収穫になります。
比較的最近に作り始めましたが、今では欠かせない品種です。

そして一番右の写真ですが、これは常食用のイセヒカリ
早生ではないけど、みどり米ほどの晩稲でもない、
粒が大きく多収穫なので、自然農ではよく使われます。
一番普通に作りやすく、コシヒカリと同等の量を作って、
籾付きのままなら翌年の夏越えしても、美味しく食べられます。

すでに順次稲刈りを始めたとは言っても、雨が続いており、
この先どうなるか、あまり安心はできないのです。
何よりも今は、どうやって乾燥させればいいか、
農家なら乾燥機を持っているので、心配ないでしょうが、
僕らは自然乾燥なので、雨が続くとお手上げなのです。