田植えを始める

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稲苗は順調に育って、今年も無事に田植え開始です。
去年などはもっと早くに、田植えをb始めているのですが、
それは時間が限られた中で、確実に全体に植えるためでした。
今年は去年よりも生育が良いので、どうせなら一番良い時期に、
多くを植えたいと思い、今日を田植え開始にしたのです。

僕の田植えは見たとおり、草を刈った田んぼに手植えで、
今年は苗数もそろっているので、2本ずつ植えていきます。
ある程度水を入れて、土を軟らかくした状態で水を抜き、
水田らしからぬ土の上に、ひもを張って等間隔に植えていく。
初めて見た人は、水田だとは思わないようですが、
田植えが終われば水を張るので、やっぱり水田なのです。

田んぼ一面に草を刈って、田植えの筋は丁寧に刈って、
その筋に沿って植えていく方法を、選ぶこともあります。
だけど今年は草が増えて、丁寧な草刈りは大変そうなので、
思い切って、田植えする苗の周囲だけ草を刈りました。
こうすれば後の草を押さえられますが、草が伸びたときに、
草を刈るのが大変かもしれない、とは予想できるのですが・・・
そのときどうするかは、そのとき考えるのも楽しみでしょう。

まずは苗の一番良いときに、少しでも多く植えることを主眼に、
後のことは後になってから考えれば良い、と判断したのです。
ちょうど暑すぎることもない、気持ちの良い天気の一日で、
吹き渡る風も心地よく、ゆったりとした気分の農作業でした。
苗床から一本一本苗を取って、苗箱にためていって、
一列分がそろったところで、田んぼの紐に沿って植えていく。

単調な作業ではあるけど、体を使う作業は全身をほぐして、
今の自分の体調を測るとともに、鍛えてもくれるのです。
できれば2週間ほどで、田植えを終わらせたいとは思っても、
お天気や体調もあるので、そううまくはいかないでしょう。
それでも6月中に終わらせて、7月になったら草刈りをする。

毎年同じことをしながらも、少しずつ自分の生き方を整え、
質素で楽しく幸せな、間違いない世界の一部になりたいと思う。
争えば不足する世界でも、分かち合えば足りると知って、
そのような世界で、自らが生きられたら良いと思うのです。