5月の野菜畑

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4月になってから、少しずつ手入れをしてきた畑ですが、
一ヶ月を過ぎた今では、様々な野菜がそろってきました。
といっても、今実っているのは去年植えたものが中心で、
家で苗を育てたものが、いくらか混ざっている程度です。

写真の左を見ていただくと、手前にジャガイモの苗が2種類あって、
その奥にはニンニクが育っており、さらに奥にツル豆があります。
ジャガイモは今年の4月に植えたものですが、ニンニクや豆は、
去年植えたものが冬越しに育って、大きくなったものです。
砺波平野のような雪国では、例年春は雪解けを待って作付けですが、
空豆などの豆類やニンニク・ラッキョウなどは、越年栽培になります。

右側の写真は、キャベツやブロッコリー・レタスなどを植えた所で、
最初は虫に食べられないようネットを張って、今はもう外しています。
いずれも苗で植えましたが、自家採取で苗作りしたものや、
複数の苗屋さんで買ったものを、取り混ぜて栽培しています。
妻のこだわりとして、なるべく地元の固定種を作ろうとしており、
先日は氷見まで行って、いくつかの固定種苗を買ってきて植えました。

そして真ん中がご存じイチゴで、一昨年植え付けたものを中心に、
今年は植え替えなしで育て、来年もこのままで様子を見たいと思います。
イチゴの栽培は、毎年植え替えるのが一般的なやり方ですが、
植え替えなくても実はなるので、このまま続けてみたいと思うのです。
経験者の予想では、3年もすると実が小さくなって美味しくない、
とは聞いていますが、自然のイチゴは植え替えなどしませんからね。

ここは二つある畑のうち、通称馬畑と呼んでいる場所ですが、
昔は馬の牧場だった場所なので、一反くらいの区画地です。
最初は半分も使っていませんでしたが、今は全体に畝を作って、
野菜を植えないところは青大豆や黒大豆、雑穀などを植えています。
エゴマやアマランサス、モチアワなどを中心に植えますが、
変わったものを植えるのが好きな妻は、いろいろ試しているようです。

このほか馬畑では、梅の木やブルーベリーなども植えてあり、
欲しいと思うものは、基本的に自分で作ってみることにしています。
もちろん必ずうまくできるわけではないし、失敗することもあるけど、
こうして育ててみることで、自分や自然を知ることができるのです。
さらに言えば、なるべくお金に頼らない暮らしを支えるために、
ある程度の自給は必須で、これが生きると言うことでもあるでしょう。

先日は富山市で、アースディに参加してきたわけですが、
その分科会フォーラムを受け持ち、議論もしてきました。
内容は記事にも書いたとおりで、僕らの環境を守るには、
自らの生活を、小規模手作りに変える必要があるのです。