加賀市中央公園で

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このところ忙しかったので、少し心身を休めたいと思い、
加賀市まで足を伸ばして、ゆっくり温泉に入ってきました。
温泉でゆっくりしたのはいいけど、さてそれからどこへ行くか、
考えて行かなかったので、どこへ行けば良いかわかりません。
そこでカーナビを使って、周辺情報をチェックしたら、
近く加賀市中央公園がある、とわかったので行ってみました。

カーナビの指示通りに走ったので、どこをどう走ったのか、
大きなスポーツ公園に着いたのですが、子供の遊び場が見えません。
野球場とかプールとか、テニスコートとかの案内表示があって、
児童公園のような表示はないし、ともかく遊び場が見つからない。
困って近くを歩いている人に聞いたら、どうやら見えないところに、
子供が遊ぶ芝生の広場があるらしいので、探してみました。

するとたぶん地元の人は皆知っている、大きな芝生の広場があって、
その周囲に子供の遊び場が、回りきれないくらいありました。
上の写真は、そのいくつかの場所で撮ったものですが、
ほかにも竜宮城や鬼ヶ島など、童話を表すモニュメントもある。
思わぬ楽しい場所を見つけて、姫と妻と3人で遊んでいると、
すっかり疲れてしまって、それでも楽しい一日になったのです。

もっと自然をありのままに遊べれば、さらに良かったけど、
姫を含む今の子は、あまりに自然のままの場所では遊べません。
自然農をやっている僕も、家は町の真ん中にあるので、
普段は野性的な自然に接する機会も、滅多にないのです。
姫などは田畑へ行ってさえ、自然遊びをあまりやらないし、
それは僕らが町中育ちで、あまり自然遊びを知らないせいもある。

これはもう文化を越えて、自然の中では暮らせない人が増え、
そんな人がする子育てだから、子どもたちは自然の中で遊べない。
子どもたちが遊ぶにさえ、人工的な環境が必要になって、
それを作るため買うために、また自然環境は壊されていく。
そんなことを考えると、いくら環境保護を訴えてみたところで、
もう手遅れという気がしないでもない、これが現実というものです。

しかしそれでも、多くの人が問題意識を持って方法を考えれば、
きっと何とかなるとも思うので、市民活動をやっているのですが・・・
僕らはこの地上で暮らすしかないから、事態がどれだけ深刻でも、
なんとか自分にできることをやる、それが生きると言うことでしょう。
家族が楽しく暮らせるように、地域が幸せになるように、
すべての人が、自ら考えて行動できる人になればいいのです。