“未来の暮らし”を考える映画祭

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すでに8年前の、南砺市に田中市長が誕生した時から、
繰り返し謳われているコピーに、「懐かしい未来」があります。
いっけん人の郷愁を誘いながら、実は何のことかわからない、
そんな受け止め方をしている人が、今も多いのではないでしょうか。
しかしもう考えている期間は過ぎて、実現に向かわないと、
いつまで経っても絵に描いた餅では、未来は開かれないのです。

その「懐かしい未来の暮らし」とはどんなものかを、
僕ら市民の側からも、映画を使って考えてみたいと思いました。
こうした企画を立ち上げたのは、映画「アラヤシキの住人たち」と、
偶然に出会い、その他の2本の映画も欠かせない要素だったのです。
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「幸せの経済学」で、グローバル経済の問題を考え、
 「ハッピー・リトル・アイランド」で、お金経済からの脱出を、
 
 「アラヤシキの住人たち」で、未来への希望を模索する!
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僕はこんなキャッチコピーを、用意してみましたが、
実際に映画を見ていただければ、何を意味しているかがわかるでしょう。
さらにこれらの問題が、現代世界中でクローズアップされており、
世界の将来を占う、重要な要素になっていることは興味深い。

最初の「幸せの経済学」は、2011年の5月22日に上映会をしており、
4月20日の記事に案内がありますので、↓こちらから見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18/61842957.html
原作となったヘレナ・ホッジさんの著書「ラダック懐かしい未来
(Ancient Futures)」は、日本語を含む40の言語に翻訳されています。
そしてこの本の研究によって、グローバル経済の問題が浮き彫りになり、
これを修正しようとする動きが、世界中で起こっているわけです。

2番目の「ハッピー・リトル・アイランド」は、2015年の8月28日、
今回と同じ椿館で上映会をしましたので、まだ記憶に新しいところです。
やはり8月5日のブログ記事にありますので、↓こちらから見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18/65098811.html
世界中で突き進んできたグローバル経済は、行き着くところまで来て、
ヨーロッパにおいてさえ、国家単位で経済破綻の可能性が出てきたのです。
そこでお金経済からの脱出を試みる、若者の姿が印象的です。

そして最後に「アラヤシキの住人たち」ですが、これは劇的な偶然で、
たまたま他のイベントで訪れた人が、持ってきてくれたチラシに、
ピンと来るものがあって、内容をチェックする中で確信を得たのです。
僕はこの10年間に、様々な映画の上映会をやってきましたし、
何人もの映画監督と親しくなって、親交を得ることもできました。
その中で「アラヤシキ・・・」の監督、本橋成一さんのことは、
「アレクセイの泉」以来、ドキュメンタリー映画の第一人者と思っています。

その本橋さんが、日本の原風景とも言えそうな田舎暮らしを撮っている。
これには必ず大きな意味があると思い、映画を見てみたのですが、
実際に僕らの未来の暮らしを考えさせる、内容の深い映画だったのです。
この映画をキーにして映画祭をやりたい、僕の意志は固まりました。
さらに偶然が重なって、映画に登場してくる共働学舎の代表が、
映画祭当日に、話に来てくれることになったのです。

話が長くなりましたので、最後に映画祭当日のスケジュールを中心に、
料金や問い合わせ先などを書いて、終わりにさせていただきます。
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◆日時:4月24日(日)10時~19時
◆場所:いのくち椿館南砺市宮後188番地)
◆スケジュール 
10:00~「アラヤシキの住人たち」117分
12:00~ 宮嶋信さん(共働学舎代表)を迎えて意見交換
12;30~13:30 昼食休憩(自然農ランチ・麹食ランチ)
13:30~「幸せの経済学」68分
14:45~「ハッピー・リトル・アイランド」52分
16:00~「アラヤシキの住人たち」117分
18:00~ 宮嶋信さん(共働学舎代表)を迎えて意見交換
18:45 終了(希望者は、若干名ですが別料金の懇親会に参加できます)
◆映画祭料金
1本鑑賞=1200円(前売1000円)
2本以上鑑賞=2000円(前売1800円)
今回は特別上映会のため、学生料金の設定はありません。
◆問い合わせ:いのくち椿館(電話=0763-64-2202)
◆主催:考える映画祭実行委員会 後援:NPO法人なんと元気
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以上