味噌造りと家仕事

イメージ 1
 
今年も例年通り、2月中に味噌造りを終えました。
初めて味噌造りをした10年前には、まだミンサーもなくて、
2キロ~3キロの味噌作りが、精一杯の感じでした。
それが今では5キロ以上、多い年は9キロの味噌を造っており、
大した苦もなく、あたりまえにできてしまうのです。
なるほど人間というのは、“慣れる”存在だと思います。

うちでは毎年5キロくらいの味噌を、消費しており、
余った分はお世話になった人に譲ったり、売ったりもする。
と言ってこれが商売になるほどではなく、あくまでも自給です。
大豆も基本は自然農による自家栽培ですが、年によっては、
うまく育たなくて、ネットで探して購入するときもある。
なるべく無理をせずに、できるようにやっている感じです。

今年は全部自家栽培の豆ですが、黒大豆を3キロと、
青大豆と白大豆を合わせたものを4キロ、合計7キロ作りました。
味噌造りは瓶がいいとわかっていますが、瓶は値段が高いので、
ほとんどはプラスチック製の、漬け物樽を使っています。
これだと様々な農作業にも仕えるので、何かと便利でもあるし、
ともかく値段が安いので、必要に合わせて買えるのです。

最近何でも手伝いたがる姫ですが、味噌造りはやらせません。
まだ食品を扱わせるのは恐いし、遅いと間に合わないし、
こっちが苛立って叱っては、姫がかわいそうだと思うからです。
その代わり、多少時間が掛かってもいいような仕事は、
なるべく好きに手伝わせて、仕事を好きになってもらいたい。
そう思っているのですが、思惑通りにはいきません。

妻はどちらかと言えば、姫の手伝いは足手まといになるので、
台所仕事は台所ごっこで、遊びの道具を手に入れてやっている。
僕の場合はたまにしかやらないし、時間があるときしかやらないけど、
妻は四六時中姫と一緒にいるから、つい怒りたくなるのでしょう。
猫可愛がりしながらも、本気になって怒っていたりするから、
そんな時僕はなるべく、国連の紛争仲裁の態度で中に入るのです。

いろいろ考えた末に、4月からは家にいる時間を長くするので、
そのうち立場が逆転するかも知れないけど、それならそれで良いから、
ともかく家族は仲良くしていたい、それだけを願っています。
姫のものをなるべく手作りしていた妻が、外仕事をすれば、
こんな手作りの衣類は減るだろうし、後ろの手作り椅子もなくなるかも。
その分僕は何が出来るか、楽しみと不安が交錯するのですが・・・