第24回 妙なる畑の会

イメージ 1
 
今月16日から18日に掛けての2泊3日、四国の徳島において、
第24回「妙なる畑の会」全国大会がありましたので、参加してきました。
僕は自然農に従事するようになってから、今年で13年目になりますが、
この間ずっとお金には余裕が無くて、全国大会はあまり参加していません。
昨年は富山でありましたから、主催者のスタッフとして参加した以外は、
東京で行われた第20回の記念大会に、参加したことがあるだけです。

だけど今回は、大会のテーマが「お金と自然農」でしたから、
長年お金の問題に関心がある僕は、どんな話になるのか聞いてみたかった。
しかも去年の4月からは、サラリーマン的なこともしているので、
あらためてお金の問題を考え、今後どうするか考えてみたかったのです。
バスと電車を乗り継いで、少しでも安い宿に泊まる2泊3日でしたが、
確かに参加してよかったと思える、自然農の意味を確認する日々でした。

初日は午後からでしたから、僕は早朝に高岡を新幹線で発って、
金沢からサンダーバードで大阪へ行き、そこから高速バスで徳島です。
現地に着いてみると、同じ富山の学びの場から十数人の人が参加しており、
和気藹々として、なんだか馴染みの集いに参加したような楽しい気分。
だけど研修内容は真剣なもので、進行役の沖津さんはとても慎重に、
話の内容がぶれていかないように、言葉を選びながら話されていました。

最初の「自然農を知る」では、鏡山悦子さんの話をうかがいましたが、
鏡山さんは僕が長年テキストにしている、自然農実践本の著者でもあります。
また2日目に「自然農と商売」で登壇された、高橋さんや三井さん、
北村さんや山岡さん、岡田さん勇惣さんは代表的な自然農実践者でもある。
これだけの人たちが一堂に会した研鑽会で、話に参加できるのは、
二十数年の歴史の中でさえ、滅多にあることではないそうです。

このほかに赤目自然農塾からも、仲村さんやその他の人たちが、
富山からは石黒さんが参加されて、自然農としては錚々たるメンバーです。
会場とのやりとりでは、自然農を広めようとする試みの一つとして、
営農をやりやすくするための、資金ファンドを作る話などもありました。
お金の恐ろしさを知っている僕としては、話の行方を心配しましたが、
そこは沖津さんのコントロールで、お金に流される心を食い止めていました。

途中で種苗交換会もあって、僕はアマランサス、青大豆、みどり米、
それにエゴマも持っていって、四角豆など5種類をもらってきました。
テーマはその後、「技術対応」「未来に向けて」と進みましたが、
最後は沖津さんの農場見学会があって、そのときに美しい虹が出ました。
決してスムーズな進行ではなかったし、トラブルめいたこともありましたが、
今回は沖津さんの人間性がよくわかり、それが自然農の理解になりました。