雪が降らない

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 なんだか北陸とは思えない、暖かい冬が続きます。
去年から今年に掛けて、ともかく雪が降らない、
と思っていたら、12月は記録的に少ない雪だったとか。
北日本では、1961年に統計を取り始めて以降、
先月が最低の降雪量で、同時に最高の平均気温だったのです。

それはもう雪は降らないし、気温が高いから、
田畑の様子を見ても、冬の感じがまったくしません。
暖かいのはありがたいけど、このまま雪が降らなければ、
春には爆発的に虫が発生して、何らかの被害も懸念されます。
富山湾にブリが来ないのも、温暖化のせいだとすれば、
この先何が起きるか、心配しないではいられないのです。

と言っても日々の暮らしで、暖かいのはあり難いし、
今の僕は肺炎がスッキリ治らないから、寒いのは困る。
例年通りに暖かくした夜具の中で、暑さを逃れるように、
腕を出して寝ていたりするから、この暖かさもちょっと困る。
人間はなかなか、ちょうどいいと言うことがないようで、
何か不都合を見つけては、文句を言う習性があるようです。

年末に餅つきに行ったときは、それでも山には雪があって、
姫も今年初めて、ソリに乗って遊んだりしていました。
それが新年になって、もう一度行ってみたら、
雪はおおかた溶けて、雪遊びをするにさえ不足です。
何とか営業していたスキー場も、4日からは閉鎖とか、
困っている人も多いだろうと、推察できるのですが・・・

今年は世界中で、何か不測の事態が起きそうな、
嬉しくない予感がするし、地球環境も深刻な状態です。
地震や火山の天変地異ばかりではない、人間が引き起こす、
人間同士の争いも、言葉巧みに世界を蝕み始めている。
人間に未来はどうなるのか、心配ばかりしていても、
どうにもならないから、僕は今日を生きるしかありません。

きわめて哲学的な時代に、言葉は軽くなってしまって、
多くの人と会話をすることは、難しくなりました。
それでも真実に気付いた人は、増えてる気がするし、
お互いに手探りしながら、何かを確かめているのでしょう。
そんな感触が、様々な場所で感じるのです。