cinemo 椿館

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僕は現在、福野にある南砺市園芸植物園と、
井口にある椿館の、運営管理責任者となっています。
どちらも植物を扱う施設なので、簡単ではないのですが、
植物管理に関しては、専門技能員がいますから、
僕の役割は施設の運用管理で、これもなかなか難しい。
そこには施設の歴史があり、“やるべきこと”が多いのです。

しかし僕らは、これらの施設を指定管理で引き受けたとき、
何をしようとして、この厄介な仕事を引き受けたのか?
市の行政の、下請けを引き受けたわけではなく、
協働の精神に則って、やろうとしたことがあるわけです。
それは自由な創意と工夫で、市民の豊かさに寄与することで、
最近ようやく、そんなことも考えられるようになりました。

僕は今年の4月から、NPO「なんと元気」の依頼で、
この厄介な仕事を、引き受けているのですが、
最初の2ヶ月間は人も足りず、てんやわんやの状態でした。
6月頃から、ようやく地に足がついてきたものの、
次々に様々な問題が明らかになって、落ちつくことなく、
この仕事を引き受けたことを、後悔もしたものです。

「非常識」「無責任」「給料泥棒」「早く辞めなさい」
とさんざんに言われながら、味方になってくれる人もない。
仕事依頼をくれた人に、進退伺いを出してみたり、
協働のまちづくりで親しい人にも、相談をしていました。
しかし事態は変わらず、自分でやるしかないと知り、
ともかく何か、できることから始めようとしたのが7月です。

そしてまず、自分が今までやってきたことの中から、
ドキュメンタリー映画の上映会を企画し、実行しました。
集まった人は35名で、おおむね好評でしたので、
これを続けたいと思ったときに、cinemo を知ったのです。
ユナイテッド・ピープルが募集する、1年間の契約で、
さっそく理事会に諮り、実現することになりました。

今日皆さんにご紹介するのは、このcinemo契約を利用した、
「いのくちcinemo椿館」、これからの予定のご報告です。
下記の通り、今月25日に「それでも僕は帰る」の上映会が、
決定していますが、この映画を見れば今のシリアがわかります。
100万人単位の亡命者が、難民となって国を逃れるとは、
いったい何が起きているのか、知る必要があるのです。

そして11月には、「マヤ ~天の心、地の心~」を上映、
12月以降も次々に話題作、問題作を上映する予定です。
すでに来年10月までの契約は、決まっていますが、
この間に多くの人が、見に来てくれるようになったなら、
その後も映画の上映が、続けられるかも知れません。
多くの人が「映画」を通して、学びの機会を得られるのです。

話が長くなりましたので、今日はこの辺にして、
最後にもう一度、「それでも僕は帰る」の案内をして終わります。

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 「それでも僕は帰る」cinemo 椿館 上映会
日時 : 10月25日(日) 14時~、19時~ の2回
場所 : 南砺市いのくち椿館 多目的ホールまたは視聴覚室
料金 : 大人 1000円、 学生 800円
問い合わせ : いのくち椿館 0763-64-2202
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その後のラインナップ。
(上映作品は変更する可能性がありますので、
   上映1ヶ月以内に近づいたら確認してください)
10月 「それでも僕は帰る」 シリア内戦の現実を目撃する
11月 「マヤ ~天の心、地の心~」 マヤの歴が終わった後に
12月 「台湾カフェ・ストーリー」 それぞれの物が持つ物語は・・・
 1月 「バベルの学校」 多様な人種が集まる学校の様子
 2月 「バレンタイン革命」 児童労働の問題を知った日本の女の子
「パワー・トウ・ザ・ピープル」「ダムネーション」「OCCUPY LOVE」

以上、よろしくお願いいたします。