もうすぐ稲刈り

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僕の田んぼの稲も、ようやく色づきまして、
今週から稲刈りができそうな、実り具合になりました。
富山県の今年の作況は、平年より良いそうですが、
今年は人によって、実り具合が違うようです。
僕らの同じ田んぼの中でも、実りの良いのと悪いのがあり、
それは手入れの良し悪しではなく、タイミングのようなのです。

もちろん手入れが悪いところは、収穫も少ないでしょうが、
それだけではなく、植えるタイミングや花の咲くタイミングで、
ほんの僅かな違いで、多収穫な人とそうでない人がいる。
人工的な土作りや大量の肥料で、数値通りに作る人は、
あまり関係のない話かも知れませんが、自然農の場合では、
気温や雨や乾燥具合など、微妙に影響していそうです。

夏の前半は異常なほどの高温でしたし、後半は晴れが少なく、
9月に入っても、秋晴れはほとんどありませんでした。
日本の各地では、超大型の台風が大暴れしたり、
観測史上に残る強風が吹いたり、火山が噴火したり。
いわゆる天変地異が、政治の世界にまで飛び火したのか、
憲法違反の法律が通って、民主主義も危ういです。

だけどそれでも、稲はしっかり実りの季節を迎えて、
周囲の田んぼは大方稲刈りも終わり、収穫を終えました。
そして自然農の田んぼでも、こうして稲が実ると、
それまでどんなに異常気象で、天災が降り注いでも、
やがて未来には希望が持てそうな、幸いを感じるのです。
収穫の季節が終わって、また春が近づいていると・・・

今年は僕にとって。かつて無い忙しい年になりましたが、
それも無事に終われば、また新しい経験が積めたと言えます。
もうこの年になれば、新しいことなど無いかと思っていたのに、
人生を生きている限り、新しいことを体験できるのです。
この喜びやワクワク感を、大切にしたいと思うから、
やっぱり自然農はやめられない、そう思っているのです。