手作り“おせち”

イメージ 1
 
何事も手作りしたものが良し、と考えていますが、
正月の松飾りなどは、今年は作りませんでした。
去年の松飾りが風に飛ばされ、転がって壊れてしまい、
ご近所にまで迷惑をかけたので、今年は妻も断念したのです。
それでも鏡餅や、表に飾った藁で作った飾り物は手作りで、
何よりも“おせち”が手作りなのが、なんとも嬉しい。

結婚する前の妻は、あまり料理が得意ではなく、
一人暮らしで自炊していた僕と、変わりない腕前でした。
姫が産まれてしばらくまでは、料理は主に僕が作り、
妻はたまにしか作りませんでしたが、本はよく見ていました。
そして姫が6ヶ月頃になると、本で見た料理を作り出し、
少しずつ妻の方が、料理をする割合が増えていったのです。

すると台所の使い方も、妻に合わせて変わってきて、
僕には使いにくいことが増えて、作る回数が減ってきました。
少しずつ台所用品も変わってきて、台所の模様替えもして、
僕があまり使わなかった、粉物や乾燥物の置き場所もできました。
気がつけばほとんどの食事を、妻が用意するようになって、
僕はたまに手伝う程度で、すっかり妻の台所になったのです。

たしか去年も、おせち料理に挑戦していましたが、
まだ僕ら家族の嗜好には、少し合わなかった気がします。
だけど今年は、どれを取って食べてみても美味しいし、
食べたくなるものばかりだったので、腹一杯にいただきました。
年末の31日に作り始めたので、元旦の午前中も作っていて、
おせち料理が出てきたのは、昼食からでしたがよく食べました。

いいことばかりかと言えば、実はそうでもなくて、
31日の夜は真夜中まで、元旦も早朝からおせち作りのため、
姫のお相手は僕がしたのですが、元旦の夜が問題でした。
いつもは妻のおっぱいに縋って寝る姫が、妻が先に寝てしまい、
眠り損なってご機嫌が悪く、なんとか寝かせようとする僕と、
オシッコだ、おむつだ、オマルだと、大喧嘩したのです。

姫を丸め込んで寝させようとする僕に、そうはいかじと抵抗する、
そう遅い時間ではなかったから、起きていても良かったのに、
お互いに意地になって、相手の思惑と戦った感じでした。
姫が大泣きして、妻が呆れて起きてきて仲介に入り、
一環落着とはなりましたが、姫はきっと悔しかったのでしょう。
今朝もまだ僕と仲良くするには、ちょっと抵抗があるようです。(^_^;)