今年も自然農感謝会

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恒例の自然農感謝会は、今年も散居村ミュージアムで、
八尾の石黒さん家族をお迎えして、開催することができました。
頼成で自然農を始めたのは、2002年からですが、
最初の年は畑だけで、田んぼも始めたのが翌年のことでした。
2003年から始めた感謝会も、今年で12回目になって
その間にはメンバーも入れ替わり、最初からの人は数人だけです。

いろいろな経緯で来なくなった人も、どこか別の場所で、
自然農を続けている人が多いのが、とても嬉しく思っています。
特に頼成は地理的に見て、石川県に近い所為もあって、
金沢やその周辺から来る人が、毎年必ず何人かいたりします。
富山県では石黒さんが、県下の自然農を指導していただけますが、
石川県にはそうした人がいないようで、頼成まで学びに来るのです。

僕もこの12年間には、南砺市で「自然農入門講座」を開いたり、
頼成の他にサンタの森や、馬畑などで自然農による畑を始め、
田んぼも南砺市内で、何人か共同で場所を借りて始めています。
最初は自然農って何のことかわからなかった人も、最近になって、
説明しなくてもわかってくれる人が、増えたように思うし、
共感してくれる人も、確実に増えているのを感じます。

「問題を起こさない生き方としての自然農」、と理解してから、
この選択に間違いがなかったことを、年月と共に実感しています。
政治の世界では、人々にいろんな期待ばかり持たせながら、
政府の借金だけを増やし、原発を作り続けて事故まで起こし、
在日米軍のことは、何一つ解決も進展もしないで月日が過ぎました。
この先はもっと危険な方向へ、突き進む可能性も高いのです。

明日は衆議院の総選挙ですが、各党の掛け声を余所に、
実際の立候補者を見ていると、投票するのもウンザリします。
それでも僕は期日前投票で、選択肢がないまま批判票を投じましたが、
こんなことを何回繰り返しても、明るい未来を見ることは難しい。
それでも多くの人々の生き方が変わり、新しい選択肢に気付いてくれば、
政治の世界にも、自然と「目覚める人」が増えてくるでしょう。

それまでなんとか、この国を飢餓や戦争に巻き込ませないように、
声を出しながら、生き方としての自然農を続けていくしかないのです。