芋煮会

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毎年恒例になっている、石黒家の芋煮会に行ってきました。
あいにくの空模様で、小雨が降ったり止んだりでしてましたから、
今年は屋外ではなく、農作業小屋の中にシートと畳を敷いて、
かなり混雑しながらでしたが、やっぱり楽しかったです。
しかも僕らの自然農の集まりで、何か食べるときには、
無農薬無化学肥料の食材が中心なので、安心して食べられます。

外に臨時で作られるかまどを使って、大鍋で作る芋煮は、
それだけでも美味しいのですが、出てくるキノコご飯も美味しいし、
ススダケやゼンマイの煮物なども、いつ食べても美味しいです。
さらに参加者による、持ち寄りのおかずも珍しいものが多く、
今年は我が家でも、妻が3品作って持っていきました。
姫も僕もこの準備中は、相手をしてもらえないほど熱心でした。

今年は特に小さな子どもが多く、大人が30人ほどなら、
子どもも赤ん坊を含めて、20人近くいたのが頼もしかった。
男の子は比較的少なくて、女の子が多かったのも印象的で、
食べ物に気を遣うと女の子が生まれるのか、と思ったり、
女の子が生まれたから、お母さんが気を遣うようになったのかな、
などと想像しながら、みんなで和気藹々と食べるご馳走は美味しい。

毎年なじみの顔の他に、今年は初顔もけっこう見えていて、
それぞれメンバーが、新しい仲間を連れてくるのも楽しいですね。
このブログを始めたときには、まだ生まれていなかった子が、
いつのまにか大きくなって、小学生になっていたりする。
年に一度か二度しか会えないような、細い縁の人たちにも、
子どもが生まれていたりすると、あらためて親しくなったりします。

腹一杯に美味しいものを食べて、自然農に関心がある人たちと、
日々の暮らしを話題にして、ゆったりとした時間が流れていくのは、
人生の幸せを味わうにも、満足のいくときだと言えるでしょう。
自分の手に負えないことや、取り返しのつかないことはやらずに、
仲間との絆を大切に、コツコツと日々の暮らしを積み重ねていけば、
それ以上の幸せはないし、どんな幸せもここから始まります。

このあと僕らは五箇山に回って、五箇山荘の温泉に入り、
ゆっくり体を温めると、早めに家に帰ってくつろぎました。
このところ毎日忙しかったので、僕は疲れがドッと出てしまい、
帰りの車は半分を妻に運転してもらって、居眠りしながらの帰りです。
毎日がこんなに幸せでいいのか、と夢見心地に思いながらも、
生まれてきた奇蹟を、大切に味わって暮らせばいいと思うのです。