里芋を収穫して・・・

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今年は夏に雨が多かったせいか、里芋の生育は順調でした。
僕は毎年里芋を植えているのですが、育てるのはヘタなようで、
今まであまり、たくさん収穫できたことはありません。
それが今年はご覧の通り、16株を植えておいたところ、
1株あたり10個以上の小芋が育って、こんなに取れたわけです。

例年と何か違った世話をしたかと言えば、9月に一度だけ、
丁寧に草刈をして寝かせ、ついでに他の所の草も入れて、
米ぬかと油かすを、少しばかり補ってやったくらいでしょうか。
たぶんこの少しばかりの努力と、夏に雨が多かったことで、
これだけうまい具合に、子芋が育ったということなのでしょう。

自然農はかなりの部分がお天気次第で、気候さえ合っていれば、
人は特別な努力をしなくても、作物は自然に育ってくれます。
だけど作物にも様々な天候の適不適があって、一様ではないから、
すべての作物に都合のいい天気、と言うものはありません。
そこで人が手を貸して、育ちやすくしてやるのが自然農かも。

今はまだ米の収穫も途中なので、どうなるかわかりませんが、
11種類のうち、8種類の収穫を終えたところでは良好で、
このまま最後まで、順調に収穫できればありがたいところです。
実のところ福島で農業をしている知人が、夏に入院して以来、
音沙汰がなくなっているのも、少々心配なのですが・・・

原発は福島の農地を痛めつけ、農民を苦しめ国を疲弊させる、
それでも原発再稼働ばかり考えている人は、まともとは思えない。
田畑で作物を収穫するたびに、天地自然に感謝していましたが、
今ではそれだけではなく、愚かな人間の放射能を心配して、
農仲間の健康や暮らしや、この国の将来を憂えずにはいられません。

何年か前に、ベーシックインカムの考えがブームになったとき、
僕が即座に思ったのは、自然環境こそそれに当てはまると言うこと。
お金などいくらあっても、それは常に相対的なものですが、
自然環境が守られていれば、人はそこから作物を得ることができる。
これこそベーシックインカムであり、豊かさの保証なのです。