小浜島で一泊

 

今回の旅の後半は、いつものように石垣島でしたが、
この時期にしては珍しく、宿の部屋が混み合っていました。
自炊の食事も混んでいて、それを妻がこなしてくれましたが、
せっかくゆっくりしに来た石垣島で、みんなの食事を作ったり、
姫の相手をし続けで、リラックスできない様子でした。
しかも部屋が足りなくて、僕の友人が同室になってしまう。

と言うわけで、一日くらいは何もしないでいられるように、
比較的近い小浜島へ、一泊トリップに行くことにしたのです。
ちょうど案内本を見ていたら、気に入った写真のホテルがあって、
場所も大きな集落からは外れた、海に面した一軒宿です。
写真の様子から、これなら行ってみてもいいかなと思ったので、
値段は少し高めでしたが、夕食を居酒屋で節約にして行きました。

小浜島は２０年以上前に行ったきり、長い間訪れていませんが、
小さくて何もない島ですから、特に行く用事もないのです。
だけどこの写真のホテルへ行って、ただひたすらのんびりもいい、
そう思わせる感じがあって、予定外の出費を覚悟で行きました。
すると期待通り静かな環境で、ホテルのテラスの目前に海があって、
自分の部屋からも、芝生を歩いてすぐにビーチに行けるのです。

簡素なリゾートで、部屋数は５～６部屋しかないようでした。
宿の回りを歩くと山羊や犬がいて、姫も興奮気味でしたし、
なにしろ美しい白砂のビーチが、すぐ目の前に広がっているのです。
姫は水着を石垣島に置いてきたので、裸ん坊になって、
誰もいない海に入り、僕と一緒に遊ぶのも楽しそうでした。
宿はリピーターが多いようで、僕らもまた来たいと思いました。

夕食は近所の居酒屋ですが、店の様子がわからないので、
少し不安に思っていたのですが、これがまた美味しいお店でした。
メニュー構成もしゃれていたので、島の中心集落からも客が来ており、
昼の静寂とは一転して、賑やかな空間を演出していたのです。
僕らもしばし楽しみましたが、姫がぐずつき始めたので、
夜は早めに宿に戻り、ゆっくりと３人だけの時間を過ごしました。