市長への提言書
平成24年7月に施行された、南砺市まちづくり基本条例に従い、
同年12月に設置された、南砺市協働のまちづくり推進会議において、
今年2月まで一年あまりに渡って、会議と部会を続けてきました。
その結果は、市長への「提言書」として取りまとめられましたので、
昨夜の推進会議において、沖田委員長より田中市長に手渡されました。
同年12月に設置された、南砺市協働のまちづくり推進会議において、
今年2月まで一年あまりに渡って、会議と部会を続けてきました。
その結果は、市長への「提言書」として取りまとめられましたので、
昨夜の推進会議において、沖田委員長より田中市長に手渡されました。
以下にその項目と概要を、紹介しておきます。
==== 提 言 書 ====
1. 市民参画の手法について
(1)南砺市まちづくり基本条例の周知について
①市は、自治振興会単位や自治会単位での、わかりやすい説明会を
開催すること。
②市は、婦人会や若妻会など、女性団体へのわかりやすい説明会を
開催すること。
③市は、広く市民への周知を図るために、公報なんとやケーブルテレビを
利用し、条例に興味を持ってもらう取り組みを行うこと。
(2)会議への参画、意見公募について
①会議への参画を促すため、会議内容をわかりやすく周知すること。
②意見公募について、条例・計画の内容をわかりやすくした説明を付記し、
意見を得やすくするよう取り組むこと。
③意見公募について、文書による提出以外に、口述による意見提出の
仕組みを考えること。
④意見公募について、ミニ集会などの開催による対話形式の意見徴収を
取り入れること。
(3)行政評価制度の策定について
①行政評価制度の策定時において、市民が理解する機会や意見を募るなど、
市民参画による策定を図ること。
2. 協働のまちづくりの人材育成について
(1)コーディネーター(専門員)の養成について
①市民、市民団体等からの情報発信を支援し、連絡調整の役割を果たす
専門的なコーディネーターの育成を図ること。
②市民、市民団体等の構成員が自ら内部リーダーとなることができるよう、
内部リーダーの養成を図ること。
(2)地域づくり支援員の業務について
①支援員の目指す活動を明確にすること。
②支援員同士の情報共有を進めることで、自治振興会の活性化を図ること。
③各組織活動の育成支援や活性化を行うために、福祉や環境等の専門的な
支援員の配置を図ること。
(3)職員の地域での活動について
①職員の、地域行事への積極的な参加を求める。
②職員は、政策課題の対応に必要となる知識や能力向上の成果を、市民と
共有する機会(研修報告会等)を設けること。
3. 関係団体の活性化について
(1)自治振興会組織の情報公開について
①規約、事業内容、役員構成、予算、決算について会報等での周知を
義務化も含めて指導すること。
(2)幅広い人材の登用について
①組織内の女性役員の比率を、原則として男性又は女性のいずれか一方
の割合が7割を超えないよう働きかけること。
(3)団体間の情報共有について
①自治振興会の取り組みは、地域ごとに秀逸なものが多くあることから、
それぞれの自治振興会の取り組みを共有する機会を設けること。
(4)出資団体の情報公開について
①市は、出資団体等に対し、自主的にその規約又は定款、役員名簿、
業務遂行状況及び経営状況を公開するようガイドラインを作成し、
情報公開に努めるよう働きかけること。
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以上ですが、各項目や全体に対して書かれた理由説明などは省きました。
来年度は、こうした提言に基づいて行われる政策などを監視して、
さらなる市民参画のまちづくり、地方自治を押し進めてほしいと思います。
南砺市の田中市長は今が2期目ですから、たぶんもう1期は努められるので、
ちょうど今が、田中市政半分の時期になるかと思います。
今から10年後に、田中市政とは何だったかと思い返した時に、
「そうだ、市民協働のまちづくりを実現した人だ!」と言われるよう、
これからますます、市民参画の行政を押し進めてほしいと願います。