協働のまちづくり推進会議

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砺市まちづくり基本条例、第22条に基づいて、
南砺市協働のまちづくり推進会議が、設けられていますが、
昨夜はその第5回の推進会議があって、僕も参加してきました。
推進会議の役割は、
(1)この条例の運用状況に関すること。
(2)この条例の推進に関すること。
(3)この条例の見直しに関すること。
となっていますが、現在は主に(1)と(2)に関して、
今年度中にも、市長に意見を提言することを目指して、
昨年の7月から、協議を続けているところです。

推進会議では、20人のメンバー全員が、
3つの部会に別れて、協議を続けてきましたが、
今回はその内容を持ち寄って、何を提言するか纏めるものでした。
と言っても、それぞれの部会が協議した内容は、
いずれも重要なものばかりで、外せないと言うことで、
近日中にあらためて、運営委員会を開いて纏めることになりました。
次回運営委員会の後は、最後の推進会議となりますので、
市長に出席していただいて、提言と意見を伝えて終わります。

様々な意見を聞かせていただいた中で、多くの人が危惧するのが、
せっかく良い条例を作ったのに、市民に周知されていない、
内容どころか、こんな条例があることさえ知らない人が多いと言う事実。
協働のまちづくり推進のためには、市民に条例を知ってもらいことが大切で、
これをどのようにするのかが、大きな課題として浮かびました。
ただ残念なのは、「難しい」ことを論う意見が多くて、
具体的にどうすれば周知されるのかが、提案として出てきません。
僕自身はゴミ分別の周知徹底の時を思い出し、市内全部の公民館で、
協働のまちづくりを説明し、意見交換することが必要と提案しました。

ゴミ分別の時は、全市民の生活に関わることだからできたけど、
まちづくりの場合は、スルーする人が多いから無理でしょう!
と言う反論が出ましたが、推進する側が最初からダメだと思っていれば、
いくら周知しようと思っても、できるわけがありません。
市民活動をする中で学んだ、一番の大きなことは、
できない理由を挙げれば、何も出来るはずがないことでも、
どうやって実現するかを探れば、たいがいのことは出来ると言うことです。
今回もそのような考えで、市民全員との対話ができれば、
市民協働のまちづくりは、実現できると思うのです。

ただしこれには、推進会議のようにチェックする機能と同時に、
みずから推進するための機関として、コーディネーターが必要なので、
これをなんとか、協働課の全面バックアップで育ててほしいと思います。
各公民館へ行って説明するのは、コーディネーターが適任でしょうし、
市民全員と直接話すには、一人ではなく数人のコーディネーターが必要です。
これを育てることができれば、自治振興会ごとに分断されている、
現在の予算なども、もっと柔軟に運用されるかも知れません。
すでに結構なお金が自治振興会に出ているのに、使い道がはっきりしない、
現状を変えていくことから、協働のまちづくりが実現するのかも知れません。