かぶら寿司作り

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立野原でイチゴを中心に、観光農園を運営されている中道さんが、
仲間で“かぶら寿司”作りをされるというので、参加してきました。
散居村にある典型的な独立型の家ですが、リフォームされていて、
外見も中もスッキリとして小綺麗な、住み心地の良さそうな家でした。
隣りに家がくっついていないのは、それだけでもうらやましいのに、
周囲の自然も豊かにあって、こんな環境で暮らしてみたいと思ってしまう。

約束の時間に行ってみると、すでに塩サバは用意してありまして、
大きなカブも、三日間ほど重しで漬け込んだものがそろっていました。
ここまで出来ていれば、あとはこのカブに大きく切り込みを入れて、
塩サバをはさんで麹を乗せれば、もう重ねて容器に入れていくだけです。
容器はプラスチックでも何でも良くて、麹、カブ、人参ゆず、
また麹の順で重ねていけば、一週間くらいで食べ頃になるようです。

人参ゆずは好みに合わせて、ここでは人参とゆずを細かく千切りにして、
結構たっぷり付け込んでいたので、仕上がりの色もきれいでした。
すでに下ごしらえがしてあれば、このように簡単に出来ますし、
塩サバなどはこの季節なら、かぶら寿司用に塩で漬け込んだものが、
近くのスーパーや魚屋で、手頃な値段で売っているようですから、
かぶら寿司用の大きなカブを買って、3日間塩で漬け込めばすぐ出来ます。

今回のかぶら寿司作りでは、参加した人に子連れのお母さんが多くて、
大人が10人ほどに6人の子どもで、うち一人は妊婦さんでした。
南砺市では僕らのように自宅出産でもしないと、出産できる病院がなく、
どこで産むにしても、車で遠くへ出掛けていくしかない現状です。
これではいくら子育てしやすい町を作ろうとしても、難しいでしょうから、
早く出産できる産婦人科を作って、安心できる態勢を整えてほしいです。

かぶら寿司作りの合間に、柿を集めて柿酢を作る仕込みをしたり、
冷凍保存してあったイチゴを、煮詰めてジャムにしての持ち帰りや、
余ったカブや大根菜を袋に詰めたり、カボチャをいただいたりしました。
さらに古代米入りのご飯を炊いて、大根のみそ汁を作ったりして、
僕は自然農の話を聞いてもらったり、盛り沢山のかぶら寿司作りでした。
終わったのは2時頃で、実り多い時間になっていたと思います。