完売!御礼!

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今月1日に受付を始めた“七種ブレンド古代米”ですが、
今年は量が少なかったのと、リピーターからの申し込みが増えて、
クリスマスを待たずに完売となり、販売を終わらせていただきます。
購入していただいた皆さん、まことにありがとうございました。
すでに申し込みをいただいて、まだ入金いただいていない方の分は、
クリスマスまで確保しておきますが、その後に関しては、
他の希望者に回す可能性がありますので、よろしくお願いします。

継続して僕のブログを、読んでいただいている皆さんには、
この七種ブレンド古代米が、どのように作られているものなのか、
時報告していますので、おわかりいただけると思います。
籾摺り作業以外の総てが手作業で、苗床から田んぼの中に作り、
無農薬、無化学肥料、天日干しの自然農で作った、昔製法のお米です。
狭い面積からでも大量の作物を手に入れる、集約農業が盛んな中、
こうした自然農では、多くの収穫を得ることは出来ません。

だけど大量の肥料や農薬、大型機械を使った農業というものが、
世界中で自然を破壊し、人間の住環境さえ危うくするのを見てきて、
自分たちはどうあるべきか、考えたときに巡り会ったのが自然農です。
自然農に挑戦を始めて、来年には12年目になりますが、
少しずつながら、自分で食べるものを自分で作れるようになって、
人間はどのようにあるべきなのか、自覚できるようになってきました。
生き方としての自然農が、自分なりに身に付いてきたと感じます。

だけど現代日本の、高度に分断化された社会で生きて行くには、
急に自給自活的な生活をしたいと思っても、どうしていいかわからない。
まず今の生活を維持しながら、方向性を変えていく必要がありますが、
それは生き方を変えることであり、そう簡単にはいかないのです。
僕は1999年に、新しい生き方を求めて会社を辞めましたが、
自然農に巡り会えたのが2002年で、富山自然農を考える会でした。
その主宰者である石黒さんから、多くのことを学ぶことになったのです。

そして数年前からは、自分で学んだことをどう社会につなげるか、
様々な市民活動にも参加して、価値感の共有を広げてきていますが、
ある程度の成果はあったと思うし、自分の生き方も定まってきました。
そんな暮らしの中で、考え方には共感していただきながらも、
自分で自然農をやることができない人に、少しでも繋がりを持って、
自らの生き方を考える縁にしていただきたい、そう考えて、
七種ブレンド古代米を、ご希望の方にお分けするようになったのです。

今年は春の最初の時点で、香り米の苗作りに失敗してしまい、
結果的に香り米のほとんどは、自然農仲間から融通してもらいました。
また最後の秋の収穫時期には天気が悪く、十全に成長できないまま、
早めに刈り取ってしまい、そのまま乾燥させたものもあります。
だけどそうした天候気候と相談しながら、様々な作業をこなして、
今年もブレンド古代米が出来たことを、やはり感謝せずにはいられません。
そして購入していただいた皆さんも、まことにありがとうございました。