2013年・収穫感謝会

イメージ 1
 
今年も無事に収穫を終えて、感謝会を開きました。
ここ数年は、散居村ミュージアムの交流館が会場ですが、
同じ敷地内の民具館には、足踏み脱穀機や手回しトウミなど、
僕らが使っている道具が、過去のものとして展示されています。
だけど僕は、何でも動力に頼ることがいいとは思えないので、
これから先も、出来るだけ手足を使った作業を続けるつもりです。

自然農は必ずしも動力を否定しませんが、なるべく少ない方が、
人間と自然界との調和を、保てるのではないかと思うのです。
僕らの富山自然農を学ぶ会では、籾摺り機だけが電動で、
そのほかの農作業は、基本的には全部手作業でやっています。
と言っても生活手段として、自動車だって使っていますし、
チェーンソウや草刈り機などの、動力機器は使っているのです。

だけどどんなに便利なものも、過剰になれば問題を起こしますし、
それならどこからが過剰か、見極めることはとても難しい。
そこで自分に出来ることとしては、なるべく質素に倹約して、
お金やエネルギーの消費を少なくして、生活しようと思うのです。
今の日本社会の主流である、お金やエネルギーの拡大路線とは、
まったく違いますが、これが本来の日本文化の魂だと思っています。

今年の感謝会は20人ほどの参加で、小さな子どもも5人ほど、
広々とした和室や縁側で、走り回って遊んでいました。
2階の方では別のグループが、小さい子を中心に集まって、
同じように走り回って遊んでいるのが、ドタバタの音でわかります。
今の若い夫婦が住む家屋では、子どもが走り回るには狭いので、
こうした広い家に来ると、どうしてもはしゃいでしまうのでしょう。

一品持ち寄りの感謝会ですが、僕は今回は漬け物だけで、
皆さんが持ってきてくれる料理を、美味しくいただきました。
と言っても、姫もはしゃいで動き回っていましたから、
この姫を追いかけていることが多く、ゆっくりは食べられません。
食事の後片付けを済ませてから、いくつかのグループに分かれ、
自然農のこと、今の社会のことなどを話し合っていました。