静かな野菜畑

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朝から凄まじい風が吹いて、所々雨も降っているようです。
砺波平野で南からの風が吹けば、井波では独特の“井波風”となり、
まるで嵐のように吹き荒れますが、今日は特別にひどい風です。
古い我が家では、両側に家が建ち並んでいるにもかかわらず、
二階部屋にいるとゴーゴーと音がして、時々建物がきしみます。

それでも畑に用事があったので、車を出して走らせると、
井波を離れるにしたがって、風速はいくらか和らぎました。
となみ野の今の季節は、農作物の被害もあまり心配はなさそうで、
むしろ中途半端な雪囲いとかが、吹き飛ばされているようです。
そのまま畑へ行ってみると、風はさほどひどくありませんでした。

ほとんどの作物はすでに収穫を終えて、田畑はひっそりとし、
晩秋の南風に晒されて、いくらか乾燥している感じでした。
それでもこのところ、となみ野には雨が続いていたので、
ちょうどいい乾きのようで、作物は活き活きとしていました。
写真は左上がカブと紅芯大根、右上がタマネギを植えた畝、
左下がニンニクで、右下はブロッコリーやキャベツ、白菜です。

この季節には、草はおおかた枯れてしまっていますから、
野菜の緑がきれいで、葉を食べる虫もあまり活動していません。
大根などはもう少し大きくなってほしいけど、今年はキャベツなど、
葉物がよく育ってくれているので、良しとしておきましょう。
このほかにニンジンの畝や、エンドウ豆の畝が出来ていますが、
全体には静かで、ひっそりとした印象の晩秋の畑です。

今週中には例年通り、“7種ブレンド古代米”を準備して、
希望者に送れるようにしたいと思いますが、それが済んだなら、
今年の農作業は、最後に餅つきに行くだけになるはずです。
乾燥させている豆の収穫も、もうすぐ全部終わるでしょうから、
いよいよ冬ごもりの準備で、そのまま我が家は冬眠します。

今年は姫が生まれて、妻と姫の世話を優先させましたから、
思うように農作業が出来ずに、大豆などは全滅でした。
それでもちゃんと暮らせるだけの、生活の糧は手に入って、
社会のありがたさを感じながら、コツコツと暮らしています。
やがて我が家の周囲にも、冬が冷たい雪を運んで来るでしょう。