進撃するアベノ独裁 「特定秘密保護法」

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問答無用のアベノ独裁は、日本弁護士連合会の強い懸念表明も無視して、
いよいよ自分たちの身を守る、特別秘密保護法案の採決に向かっています。
地元の利権と深く絡んで、次々に選挙で当選した自民党議員たちは、
公約なんて言った覚えがないかのように、次々にアベノ独裁に追随して、
沖縄では多くの地元住民が反対しているのに、議員は辺野古移転を容認する。
国民の多くが原発を止めて欲しいと思っているのに、再稼働の準備は進み、
いくつものハードルが、なし崩し的に突破されようとしています。

僕らは選挙で何を支持したのか、いつアベノ独裁の好き勝手を認めたのか?
世界中で数多くの秘密暴露が始まって、知る権利が叫ばれる中で、
日本は逆に、秘密を作って漏らさない体制に突き進もうとしています。
それでなくても今でさえ、多くの情報は隠蔽されて知らされないままで、
特に政権内部で起きていることは、闇の中の魑魅魍魎としか思われないのに、
さらにこれを法律で守り、不利益が暴露されるのを防ごうとする。
日本人はもう、いつか来た道を同じように歩み始めているのでしょうか?

アメリカ黒船による日本の開国以来、日本はアメリカと戦い続けて、
何度となく負けては再生し、潰されては立ち直ってきたのですが、
大きな歴史の流れで見て、現政権はどこまで新しい潮流が見えているのか。
国家対国家による争いの時代は終わり、今や世界中のいたるところで、
「既得利権者」対「新興市民」の争いが、目に見えるようになってきました。
この状態を克服して豊かさを求めるには、広く情報公開を押し進めて、
誰もが自由に発言できる環境を、強く守り抜く必要があるのです。

なぜ情報公開が必要なのかと言えば、巨大な権利や資本を闇に隠せば、
それを悪用する人が必ず出てくるからであり、広く公開されてさえいれば、
不正があれば誰かが見つけて、告発することが出来るからでしょう。
ところがひとたび秘密保護を法律で認めると、何が秘密とされるかは、
秘密を持つ悪人にとってどうにでも理由付けが出来るので、闇が生まれ、
その闇に巨悪が巣くうことは、人間の性のようにさえ思われるのです。
今でさえ情報開示が遅れる国で、必要な情報も開示されなくなるでしょう。

アベノ独裁では、沖縄基地移設問題も福島原発問題もTPPの内容も、
明らかにすれば反対されることばかりだから、秘密にしておきたい。
その裏付けとして、今のままでは隠蔽だと言われるのを嫌って、
法律を用意したのが、特別秘密保護法案なのだとしか思えません。
こんな姑息なことばかりやっているアベノ独裁は、最後に何が出来るのか?
アメリカ、脱経済成長による、新しい市民国家が出来るならいいけど、
見えてくるのは嘘と情報操作による、国民管理でしかないのでは・・・