結婚式場で

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富山市の、“ヴィラ・グランディス・ウエディングリゾート富山”で、
妻の友人が結婚式を挙げると言うことで、招待状をいただきました。
と言っても僕は関係ないのですが、問題は姫の授乳をどうするか?
いろいろ検討してみたのですが、僕も式場まで同行して姫を預かるしか、
うまい方法が見つからず、ともかく一緒に式場へ行くことにしました。

場所は事前にチェックしておいたので、特に迷うこともなく9時半に到着し、
受付を済ませてから、まずは挙式の始まる10時半までに授乳です。
ところが姫も緊張したのか、落ち着きがなくてうまく授乳できません。
挙式が終わった後、披露宴が始まるまでに時間があると言うことで、
そのときに授乳するために、とりあえず僕は待合室で待機になりました。

同じように母乳育児をしている夫婦がいたので、僕と一緒に待機して、
小さな部屋に乳飲み子を抱えた男が二人、妻の帰りを待ったのです。
絵になるのかならないのか、手持ちぶさたの二人は黙って椅子に腰掛けて、
なんだか息が詰まりそうだったので、僕は部屋の外へ出てお散歩です。
挙式の打合せをする若いカップルと担当者が、幾組も相談中でした。

なにしろ豪華な結婚式場なので、場違いな服装ではいけないだろうと思い、
20年以上前のスーツを着て、ネクタイ替わりにU首のセーターを着たので、
屋外はともかく式場内は暑すぎて、ぶらぶら散歩でもするしかなかったのです。
庭の噴水を見たり、入口ロビーの階段を上がったり降りたりして、
式場の人には迷惑だったかも知れませんが、何とか時間を持たせました。

挙式が終わって妻が出てくると、姫の授乳をしてついでにおむつも替え、
今度は姫もしっかりおっぱいを飲んでくれたので、これで2~3時間は大丈夫。
披露宴が始まるところで、僕は姫と一緒に近くのショッピングセンターへ、
さいわいにも姫は上機嫌で、しばらく一人でしゃべっていたと思ったら、
やがて駐車場へ着く前に眠ってしまい、僕はその間にお弁当を食べました。

お弁当を食べ終わって姫が目覚めたところで、センターの中を散歩して、
何を買うわけではないのですが、雨を凌ぐにはちょうどいい場所だと思い、
そのまま宴が終わる30分前まで、あちこち見てあるいていました。
姫は終始ご機嫌で予定の時刻には車に戻り、車に乗るときぐずりましたが、
何やかやとなだめすかして、披露宴終了予定の1時半には式場に戻りました。

ところが披露宴はいつまで待っても終わらないので、またあちこちウロウロ、
表の噴水を見ていたら、式場送迎バスの初老の運転手さんがやってきて、
「かわいいね~」と言いながら、しばらく姫の相手をしてくれました。
聞けば「葬式ならすぐに済むけど、結婚式は予定通りには終わらない」そうで、
送迎バスは横付けされたまま、運転手さんも手持ちぶさたのようでした。

遅れること1時間近くが過ぎて、ようやく妻が出てきたのですが、
姫は待ちくたびれていたようで、我慢の限界かのように興奮しています。
それでも何とか無事に結婚式の参加をこなして、僕も役目を果たし、
ついでに式場の大きな飾り椅子で、姫と記念写真を撮ってきましたので、
今日はこの写真、ちょうど姫の9ヶ月の記念写真となりました。