収穫する秋

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日々深まる秋の様相に、少し心の浮き立つ季節です。
今夜はお月様も満月なので、月見の散歩でもしましょうか。
頼成の田んぼでは、大正餅やコシヒカリが収穫間近で、
すでに田んぼの水は、抜かれてしまっていました。
実は晩稲の米は、まだ花が咲き始めたところなので、
本来なら水を入れたいところですが、そうもいきません。

自分の田んぼであれば、自由に水管理できるでしょうが、
共同で借りている田んぼですから、他の人の都合もあります。
それにしても、水を抜いてしまうことはないように思いますが、
ケンカしてもしょうがないので、もう水入れはあきらめます。
山野の田んぼの方は、自分で水調整ができますから、
自分の判断で、早稲も晩稲も順調に育ってきています。

それでも頼成では、今年も10種類の米を作っているので、
2種類しか作らなかった山野とは、まったく違う稲穂の様子で、
特に赤や黒の目立つ稲穂が咲きそろうと、見事な景観になる。
この景色を見たくて、10種類もの米を作っていますが、
緑米赤毛米の一部は、コシヒカリとは収穫時期が違うので、
別の場所で作ることも、考える必要がありそうです。

農作物の収穫は、秋ばかりのことではないのですが、
お米は日本の農業の中心で、米の収穫が秋の収穫の代表です。
米がうまくできるようになれば、農家としても一人前で、
少なくとも米所の砺波平野では、そんな感じがあるのです。
と同時に畑の方では、夏野菜が終わって草も枯れ始め、
風情的にも秋が深まって、豆類の収穫が本格化する時期でもある。

残念ながら今年の豆は、面積の広い馬畑で草の世話ができず、
味噌造りの豆さえ足りないので、買うしかないことになりますが、
来年はもう一度、しっかり黒大豆と青大豆の収穫を目指したい。
生活の食料をすべて賄うには、僕はあまりにも非力で、
気が付けば半分は、お金に頼る食生活になっているのですが、
これもまあ仕方ないと思って、できる範囲のことをやりましょう。