満月で中秋名月

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昨夜は中秋の名月と言うことで、月見をしました。
ちょうど8ヶ月になった姫を連れて、お団子を持って、
福祉センター前の、児童公園へ行ってのお月見です。
今年の中秋の名月は、文字通りの美しい満月でしたが、
旧暦8月15日の月は、必ずしも満月ではないようです。

旧暦を使った8月15日が、中秋の名月と呼ばれることに、
何も変わりはないのですが、必ずしも満月とは限らない。
一昨年から今年まで、3年続けて満月だったのですが、
来年からは少しずつずれて、次の満月は2021年とか。
東京オリンピックの翌年まで、満月の名月はお預けですね。

今年の6月に石垣島で見た、スーパームーンも素敵でしたが、
やはり月見る月はこの月の月、と言われる中秋の名月です。
児童公園のベンチに座って、お団子を供えてみる月は、
遠い昔の月見に心が馳せるような、独特の感がありました。
紫式部清少納言も。きっとこんな月を見たのでしょう。

残念ながら近所には、ススキの原もありませんから、
いつも訪れる児童公園へ、お団子を持って行きましたが、
町中なのに訪れる人は僕らだけで、他には誰ひとりいません。
妻は姫にカラの財布を持たせて、振り回させることで、
これでお金がザクザク入ってくる、と大喜びです。

姫はいつも通りに、僕と妻に調子を合わせて大喜びで、
夜の児童公園で、大はしゃぎの家族3人でした。
妻が作ったお団子も美味しくて、残さず全部食べてしまい、
夕涼みには少し寒くなった夜道を、のんびり歩いて帰宅です。
最後は月に向かって手を合わせ、皆の幸せを祈りました。

穏やかな中秋の月夜に、何事かを祈る妻がそばにいて、
やすらかな顔をした姫が、ゆったりと僕に抱かれています。
核家族ながら三世代同居で、町内の人たちも仲がいい。
国の政治はともかく、南砺市自治体は市民協働を目指し、
楽ではない暮らしも、味わい深かったりするのです。