つながる命

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昨日の日曜日には、高岡のウイングウイング1階で、
「つながりあって つながる命」と題した、Nプロ主催の、
ちょっと楽しいイベントが、開かれていました。
“ほのぼのマルシェ的”な、出店をたくさん揃えて、
「のこのこ村」をつくる、スローライフなイベントです。

そのメインゲストに、写真家の亀山ののこさんをお迎えして、
原発はいらない」的な話を、聞いたのですが、
ののこさん自身が、東京の郊外から福岡に避難した人です。
彼女の写真集「100人の母たち」には、避難した人ばかりでなく、
避難を受け入れた母親たちや、避難しなかった母親たちが映し出され、
あらためて放射能とは何か、被曝とは何かを考えました。

僕は話の進行役を補助する、中立であることが必要な立場で、
なるべくどんな意見も受け容れながら、話を進めましたが、
やっぱり原発の話になれば、ただ中立とは行きません。
原発などと言う未熟な技術を、どうして使うことになったのか、
人間の愚かさを、あらためて考えるきっかけにもなりました。

話は亀山ののこさんと、会場参加者との対話をメインにして、
なるべく自由に発言してもらうことが、イベントの趣旨でしたが、
僕はどうしても、原発を容認する気にはなれません。
なぜ原発がいけないのか、人間としての生き方の問題として、
政権や大企業の利権に絡めた、マスコミの宣伝による安全神話を、
どうして信じ込んでしまうのか、その危険性を話さずにはいられません。

大筋ではメインゲストの亀山ののこさんも、同じ意見なので、
会場参加者の意見交換でも、脱原発や反原発の人が多く発言します。
そんな中で、原発も必要だと発言する人がいたことにより、
問題を深く掘り下げる、よい意見交換になったように思います。
投票率が上がれば脱原発が進む、と思い込んでいる人もいて、
そんなに単純な問題ではないことを、あらためて考えさせられました。

今後はさらに意見交換を進め、考えを深めようと言うことで、
できれば定期的に、自由に話が出来るカフェを開こうと、
Nプロが主催して実現できるよう、進めることになりました。
イベントが終わった後で、姫を亀山ののこさんに紹介しましたが、
彼女は姫を気に入ってくれて、こんな写真が加わることになりました。