「がんで死ぬのはもったいない」

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僕はガン検診を受ける気はないし、あまり関心もないのですが、
現代世の中的には、ガンは大きな社会的脅威となっており、
ガンとは何かってことには、やはり少なからず関心があります。
一時代前には「ガン戦争」なんて言葉もあって、大手マスコミは、
ガンの不安を煽って、その対処法を書いていれば売れました。

今はもうそんな時代ではないですが、それでもガンは脅威であり、
ガンとは何物かを知っておくことは、大切なことのようです。
どちらかと言えば無関心で、それでも知っておきたい人に、
中川恵一さんの「がんで死ぬのはもったいない」は、読みやすく、
現代人の常識と思われる、一通りのことはこれで知れます。

第1章 がんを知る
第2章 がんを予防する
第3章 がんとつきあう
第4章 がんを治す
第5章 がんに立ち向かう

こんな感じで構成されており、残念ながら先日映画で見たような、
がんにならない食生活のことなどは、あまり触れられません。
基本的には、人はがんになるものであるとしてこの本は書かれ、
その予防と治療について、書かれている本と言えますし、
その目的自体は、実にわかりやすく整理されている本でした。

特に第2章のガンの予防に関しては、それぞれのガンについて、
あるいはどんな人がガンになりやすいのか、整理されており、
生活習慣によって、ガンが増えてきていることが書かれています。
それなら生活習慣を変えることを、考えたいと思うのですが、
この本ではガンを否定せずに、早期発見が大切だと諭しています。

早期発見すれば、医者に掛かって治療して直すことができ、
発見が遅いと、転移が始まって治療できなくなると言うことです。
いわゆる典型的な対処療法の整理本で、僕の興味は薄れますが、
胃ガン、乳ガン、卵巣ガン、大腸ガン、前立腺ガン、等々、
種類別に治療方法が書いてあるのも、わかりやすい本でした。