「ペンギン夫婦の作りかた」

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食べるラー油の火付け役となった、「石垣島ラー油」ですが、
このラー油を作った実在の夫婦を題材に、石垣島で撮られた映画、
「ペンギン夫婦の作り方」を、我が家のスクリーンで見ました。
姫が生まれてからも、映画は何度も見ているのですが、
スクリーンの大画面で見るのは、姫には刺激が強すぎる気がして、
今まではパソコンの画面で、妻と二人で見ていたのです。

そろそろ姫にも、映画を見せたい気がして挑戦したのですが、
驚いたことに、姫は映画に夢中になっておっぱいも忘れるほどでした。
その映画の内容は、ほぼ全編が石垣島の風景を舞台にして、
小池栄子と台湾のワン・チュアンイーが夫婦薬を演じていましたが、
出てくるシーンの多くが、どこだかわかる石垣島での撮影で、
中でも時々出てきた平久保灯台からの風景は、僕には涙ものでした。

この灯台からの風景は、今までにも何度も映画に登場して、
すばらしい景色を見せてくれていたのですが、今回はただの景色でなく、
二人の心象風景として、とても大切な場面で何度も出てくるのです。
沖縄八重山には、40年前から通っているのですが、
この美しい海の風景は、その美しさだけで全てが報われる、
うまく言い表せない、何か特別な神との繋がりさえ感じます。

歩美(小池栄子)が一緒に暮らす、中国のカメラマン(ワン・チュアンイー)が、
国際結婚を目指して帰化申請しようとした時、歩美に一つのわだかまりが出来る。
そのわだかまりが、平久保灯台から見える雄大な景色の中で消えていく、
このシーンを見ていると、八重山の島々で体験した多くのことを思い出すのです。
それは僕自身ことであると同時に、僕が人生の中で出会った多くの人が、
同じように離島の海の景色を見て感じた、何か大きな息のようなものでした。

次々に出てくる景色の懐かしさに、釣られて見ていたのですが、
気が付くと姫が、同じように夢中になって見ているのにも驚きました。
姫がスクリーンで映画を見るのは、始めてのことですから、
途中でいやになれば、映画を中断するしかないと覚悟していたのに、
ついに最後まで、飽きるどころか夢中になってみていたのは、
大画面に圧倒され続けたのか、映画の内容風景だったのか・・・

映画の内容も、笑いながらとても心が温かくなる優れもので、
まさしく石垣島の人々の心を、うまく表していたように思います。
石垣島の辺銀(ぺんぎん)食堂は、ラー油で有名になってしまいましたが、
もとは小さな町中の食堂で、僕も何度も前を通り過ぎていました。
妻が辺銀夫婦に会ってみたいと言いますし、今年も石垣島へ行くので、
今年は久しぶりに、ペンギン食堂へ行ってみようかと思います。

映画「ペンギン夫婦の作りかた」は、もちろんDVDで見られます。
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