町なかで新しい畑

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田んぼを借りるのは難しいのですが、畑に関しては、
比較的容易に、借りることができるようになりました。
それも無料で貸してくださる人がいて、その場合、
場所を選べないのが、難しいところなのですが、
今回は家の近くで、町なかで取り残されたような空間です。
たまたま子育てグループの人が、紹介されてきて、
僕もお手伝いしながら、使えることになったのです。

今朝は7時頃に、クワを持って様子を見に行き、
まずは土の様子を見るつもりで、2本の畝立てをしました。
まだ雑草の量も少なくて、石も少ないし土も柔らかく、
これなら子供たちも、さほど苦労しなくてもいいはずです。
土の中にマルチが残っていたり、株状の草もあって、
まずは畝立てしながら、そうした余計なものを取り除き、
全体をやや幅広に取って、土をほぐしてきたのです。

自然農の場合、基本的には畑も耕さないのですが、
それは自然農で、作物を作り続ける場合のことなので、
最初はクワで、適当な大きさに畝立てをします。
そうしないと、石や木の根が多いと作物が育たないからです。
一度こうして畝立てを済ませたら、あとは毎年耕さずに、
なるべく連作を避けて、様々な野菜を順繰りに作る。
この手順だけで、毎年たくさんの作物がいただけるのです。

クワを振るっていたら、近くには菫が春の葉を伸ばし、
その上方には、白梅の花が満開になって咲いていました。
ここは我が家のある町内の一部で、普段は見ることもない、
家並みが続く街並みの、ちょうど裏手になるところ。
空き地があるのは分かっていましたが、なにせ住宅地なので、
使えないものと思っていた、家から一番近い空き地です。
それを畑に使えるなんて、ラッキーと言っていいでしょう。

これだけ近ければ、姫もベビーカーでこれますから、
僕がいないときでも、姫と妻とで畑作業ができるでしょう。
なにしろ今までは、車に乗らないといけない所ばかりで、
それは必然的に、僕も行かないと難しかったのです。
僕は比較的日中も自由になる暮らし、と言っても。
働かないわけにはいかないから、動けない日が多いので、
僕がいなくても行けるのは、実に嬉しい畑なのです。