NPO設立準備会

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支援ネットと市民会議を解散して、あらたに新しい組織を立ち上げる、
こうした方針までは決めていたのですが、今回は幅を広げて意見を聞いて、
3月中に法人申請を出すため、急いで準備を進めることになりました。
集まっている人たちは、皆さん純粋に南砺市の活性化を望んでいて、
そのために何の報酬もない会合に集まり、努力しているのですが、
こうした市民活動をいやがる人が、政治を担っている人にいるようです。

一年前「南砺まちづくり条例」を、議会で採決する時にわかったことですが、
一部の議員は、市民が主体的にまちづくりに関わることをいやがっている。
どんなまちづくりをするかは議員の仕事だから、余計な手出しをするな!
とでも言いたいのか、市民が主導の活動には反対する議員たちです。
こうした人に限って、選挙の時だけ一生懸命で普段は何もしようとしないし、
順番に肩書きを回しながら、やたら肩幅が広くなっているようなのです。

さらに言えば、まちづくり条例に欠けている「議会条例」に関して、
これは議員が自主的に作るものだから、市民が作るものではない!とか、
意味のわからない理由で、案の定いまだに作られていないのです。
選挙だけ得意で、政治能力のない人が政治家になりたい理由の多くは、
「町の名士」になりたいか、「利益誘導」をしたいかのどちらかで、
こうした行為は、10年20年掛けて行われますから始末が悪い。

たとえば市の開発に関わるような、10年後20年後を見据えた政策では、
必ず面白いほど、議員の人たちの利権が絡んでいるからいやになります。
もっと必要な施策がたくさんありそうな時に、大きな道路が出来るとすれば、
そこには必ず地権利権が絡んでいて、議員がそこに待ち受けている。
だからこそ、まちづくりの構想を有志市民などにさせたくないのであって、
それは議会を蔑ろにした、越権行為だと大騒ぎまでし出すのでしょう。

そうした悪癖を無くすためにこそ、市民協働のまちづくりが大切なので、
僕らはその市民側の活動を盛り上げるべく、組織作りをしています。
何をするにも他人事にはしないで、自分たちで主体的にやるからこそ、
どんな結果になっても乗り越えられるし、まちづくりが生きがいにもなる。
それを誰かにお任せでは、何が起きても他人事で実感はないし、
自主的な力が付かないから、常に他人にばかり頼るしかなくなるのです。

新しい組織はNPOとして、なるべく若い人に組織の中心を担ってもらい、
僕らはその支えとなるように、周辺で彼らを支えながら実働します。
一般的な考えからすれば、経験豊かな人が組織の中心にいて指示を出し、
若い人たちは実働部隊として動けばいい、と思われがちでしょうが、
それでは若い人は育たないし、斬新な意見など出てくるはずもないのです。
熟練者は若い人をサポートして、夢を実現させる人を育てるのです。