持続できる組織作りへ

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「南砺まちづくり市民会議」は、今年も活動を始めましたが、
TSTの企画がうまく行かったことや、事務局の弱さなどがあり、
思うように活動できていないのが、現状となってきています。
元々市民会議のメンバーは、市民活動には熱心な人が多くても、
事務局的な組織運営には疎い人が多く、僕もその一人と言えます。

7月に集まった市民会議のメンバーは、9月の総会をピークに、
その後の月例会を見ると、徐々に参加者が減ってきており、
そこへTSTの企画が棚上げされたのですから、人が離れていく。
だけどこの市民会議は、協働のまちづくりを市民側からサポートする、
大切な使命を持って始めたので、やれることは他にもあるはずです。

そこでもう一度初心に返って、自分たちに何が出来るかを考えた時、
同じように市民活動を始めながら、困難を抱えている団体がありました。
南砺市の(1、生活弱者サポート)(2、市民団体活動サポート)
(3、ボランティアポイント制度の確立)を目指す人たちの団体で、
「なんと元気な市民生活・市民活動支援ネット」と言うものです。

このグループは、商業施設アスモを中心として活動しており、
事務局的には強いものがありながら、市民活動には弱い面がある。
それならこの支援ネットと、僕らの市民会議が力を合わせることで、
停滞している現状を乗り越えて活動できる、組織作りができる。
双方が期せずして同じことを考え、急遽一本化する話が出てきたのです。

先週ある程度の見通しを付けた上で、昨日は市民会議で総会を開き、
出席者15名全員の総意として、この方針が了承されました。
今後支援ネット内部での了承を得られれば、合同協議会を開いて、
具体的な打合せや、NPO設立へ向けての作業を進めることになり、
3月末をめどに、新しいNPOを立ち上げることを目指します。

昨年7月から、南砺市協働のまちづくり条例は施行されましたが、
せっかく出来た市民条例を、活かせなければどうしようもありません。
僕らは市民会議の生き残りとして、活動を始めたわけですが、
同じように協働のまちづくりを目指した人は、他にもいるわけですから、
こうした意識ある人が、広く集まって活動を持続することが大切です。

7月の準備総会から半年が経って、いまだにNPOになれなかった、
この事務局の弱さを素直に認め、弱点を補強して前に進もうとする、
いわば志を捨てずにどう活かすのか、これからが正念場かも知れません。
様々な事情で来れなくなった人や、参加しなくなった人はおいてでも、
僕らは未来に向けて、新しい体制作りをしていこうと思うのです。