「未来の党」とは何か?

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これから日本の政治を担う、衆議院選挙が公示されました。
今回の選挙では、民主党自民党ではない第三極が注目され、
石原「維新の会」と、嘉田「未来の党」が出来たことで、
全国的には、ほぼ6つの選択肢が出来たことになります。

1、政権与党の「民主党
2、野党第一党の「自民党
3、極右化する「維新の会」
4、市民社会型の「未来の党
5、前回躍進した「みんなの党
6、長年変わらない「共産党

あらゆる選挙区で、こうした選択肢があればいいのですが、
残念ながら今のところ、僕が住む富山県の第3選挙区地域では、
僕と同じ考えの「未来の党」は、誰も立候補していません。
こうして選択肢がないままに、望まない人が議員になるのであれば、
なんともお粗末な選挙区に、ならざるを得ないでしょう。

それにしても今回の、「維新の会」と「未来の党」の結成は、
民主や自民の既成政党に対する、失望の意思表示から出来たので、
これからの日本の将来を決める、大切な選挙になるのです。
僕としては、いつもこのブログでも意思表示しているとおりに、
食とエネルギーの自給できる、独立国になって欲しいし、
平和の内に外交で国際問題を解決する、理想国家を目指して欲しい。

その意味から考えれば、今回出来た6つの選択肢の中では、
4番の「未来の党」を選びたいので、この党の考え方を紹介します。
まだ若い党なので、何か発言がある度に攻撃されやすいですから、
基本的な考え方を中心に、さらっと整理してみておきます。

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【 卒:原発
遅くとも10年以内に完全廃炉・完全卒業の道筋を創る。

【 活:子ども・女性 】
子どもを産みにくい、育てにくいという不安の払拭をする。

【 守:暮らし 】
地域内でお金が循環し、地域が元気になる国造りをする。

【 脱:増税
消費税増税法を凍結して、政治改革や行政改革を押し進める。

【 制:官僚 】
中央ではなく、国民・地域の立場に立った行政・司法に改める。

【 誇:外交 】
TPPの正体を見極め、世界の国々と自立共生できる国を目指す。
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この6つの基本政策をもって、「未来の党」とするわけですが、
僕個人としては、おおむね賛成できることばかりになっています。

原発問題は、最初から使ってはいけない技術だと言ってきましたし、
子育て女性問題は、長年市民活動で関わってきたことです。
さらにお金の仕組みも、しっかり問題として取り上げているし、
増税などいくらやっても、今の仕組みでは足りることがないこと。
こうしたシステムを作ってきた、官僚制度を押さえると共に、
TPPなどの米国主導に屈せず、日本を自立国に導いていく。

小沢さんが全面協力していることから、嫌う人もいますが、
いみじくも嘉田党首が言うように、小沢さんを使いきれないで、
この国の頑強な官僚制度を、変えていくことなど出来ないのです。
最初から政治家を目指していたのではない、琵琶湖の研究から、
周辺地域に住む人の生活にまで研究を進める内に、政治に踏み込んだ、
こうした経歴が、小沢さんを遠ざけるのではなく使いこなす、
きわめて希な、政治感覚を生み出したと言えるでしょう。

いよいよ明日から総選挙ですが、「未来の党」の選択が出来る人は、
一人でも多く、「未来の党」から出た人に投票していただきたい。
それがこの国を、市民社会の発展した国に導いてくれるでしょう。
いや導いてもらうのではなく、一緒に創っていくためにこそ、
新しい「未来の党」は、この時代に創造されたのだと思うのです。