危機的な日本とは?

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先日からオスプレイ導入に関する、沖縄県民挙げての反対運動に対して、
日本の政治家はまるで他人事のように、何一つ意味のある発言を出来ていません。
それは鳩山内閣の時に、最低でも県外移設と言った普天間基地の移設問題が、
結局のところ何一つ状況が変わらないまま、内閣だけが変わったことによって、
やっぱり日本はアメリカの言いなりになるしかない、と認知されたからなのでしょう。

だから今回のオスプレイ導入も、危険だろうが何だろうがアメリカの言いなりで、
拒否すれば米軍が日本を再統治する可能性が、十分に考えられるのかも知れません。
それをどうするかの議論がない以上、政府は何を言っても信用する価値などないのですが、
日本の新聞やテレビなどはそんな事実などないかのように、政府発表を流し続けます。
どんな馬鹿げた内容でも、毎日繰り返し報道し続けられると信じてしまう人たち。

日本人は特にこうした傾向が強いと言われ、ファシズムの危険を持っている国民で、
それは福島原発事故においても、遺憾なく発揮されてきた性格の一つでしょう。
今や日本の危機とは、大量の被曝者でもなければ軍事的なものでもなく、
まったく信用できない政府と、その片棒を担いで恥ずかしげもないマスコミによって、
真実がいつのまにか隠蔽されて、日々の暮らしが朽ちていくところにあります。

今は世界に国境のないネット時代なので、うまく情報を手に入れることが出来れば、
真実に辿り着くことも出来ますが、それを隠そうとする力の方が圧倒的に強いのが現実で、
この圧倒的な力が何を目指しているのかを、知っておかないと判断を間違えます。
さらに言えば、日常的に起きている政府や経済界の隠蔽体質に対しては、
常に気を付けていなければ、取り返しのつかない危険に満ちていると言うことです。

そんな日常的な危険の一つが、やはり低線量被曝の問題だろうと思いますが、
こうした状況を正しく知るために、また二つのテレビ報道番組を紹介しておきます。
一本は時々頑張ってくれるNHKによる番組で、もう一本はドイツで制作されたもの。
NHKのものは低線量被曝について、チェリノブイリの25年から見えるものを、
ドイツのものは日本のマスコミ報道が、いかに偏ったものであるかを知らせてくれます。

ドイツのテレビ局が作った番組「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」
http://www.dailymotion.com/video/xpzmuo_yyyy-yyyyyyyyyyy_news?ralg=behavior-only#from=playrelon-1