指定管理者評価委員会

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南砺市に“まちづくり条例”が出来たことで、少しずつですが、
いろんなところに変化があって、面白くなってきました。
南砺市指定管理者評価委員会も、傍聴できるようになったので、
さっそく行って、どんなことをしているのか見てきました。
傍聴者は僕一人でしたが、ちゃんと資料も全部いただけましたし、
これからは一般市民に、情報公開が進んでいくでしょう。

そもそもこの指定管理者というのは、入札と違ってわかりにくく、
施設ごとに違う条件があって、一律の評価をするのは難しそうです。
それを利用者のアンケート調査や、担当者のモニタリングなど、
いくつかの方法で評価して、資料として提示されていました。
特に所管課の評価では、それぞれの事情も記されてはいるのですが、
最終的な総合評価が〈 S、A、B、C 〉の4段階で、簡略です。

しかし金額を入れた「類似施設の実績比較表」を見ているだけでは、
例えば「自主事業」のある施設と無い施設の違いや、収支に関し、
なぜ赤字なのか、収支と所管課評価が違っていたりするのは何故か、
と言った事情がわからず、評価委員から説明を求める場面がありました。
僕は指定管理者がどんな視点で評価されるのか、知っておきたくて、
今回の評価委員会を傍聴したのですが、確かによくわからない。

どうやらそれぞれの施設では、契約内容に違いがあるようなので、
その違いによって、融通し合っていることも加味されているようです。
それは理解できますが、こうして一般に情報公開するようになれば、
もっとわかりやすい、透明性のようなものが必要になるでしょう。
今回の評価委員会では、そうした視点の問題も話題になり、
これからどのようにするか、検討されることになりそうです。

第一回目なのに傍聴者が僕一人で、少し残念な気はしましたが、
一人でも傍聴者がいることで、委員会の内容も変わってくるのなら、
それはおおいに歓迎すべきことで、良かったのだと思います。
さらにこの他の多くの委員会が、公開されるようになれば、
今までのように、密室で物事が決まる行政は変わっていくでしょう。
「まちづくり条例」の効果は、確実に現れているようですね!