石黒家田畑の見学会

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石黒家の田畑で、自然農を見学する会がありました。
朝から生憎の小雨模様でしたが、大降りすることはなく、
降る雨に傘をさしたりすぼめたりで、見て回りました。
最初は田んぼの米で、ハサ掛けの様子などを見学し、
そのあと畑に移って、秋の野菜の様子を見て回ります。

今回は20人以上の人が集まって、いつものことですが、
それに近い数の子どもたちが、元気に遊び回っていました。
今年は特に、バッタやコオロギなどの虫が多いとかで、
こうした虫に、作物を食べられない工夫も話されました。
中には高価で売買される虫も、ちらほらいるのですが、
ここに来る人たちは、自然を売る愚かさを知っています。

秋野菜を見て回ったあとは、雑穀や大豆を植えてある、
広々としたエリアに移動して、獣害対策も見て回ります。
ここは家から少し離れているので、犬も気が付かず、
何度も荒らされたので、今ではネットがしてあります。
このあたりは、タヌキやカモシカがよく来るようですね。

自然農は草や虫を敵としない、と言うのが原則ですが、
敵にしないからと言って、作物よりも大事にしていたら、
どんな作物も、実る前に虫に食われて大変でしょう。
殺虫剤などの薬に頼らず、どのように虫から作物を守るか?
いろんな工夫が試されていましたが、電柵もその一つで、
食べられやすい大豆の周囲に、張り巡らされていました。

ちょうど秋彼岸中なので、休み時間にはお萩が出され、
大勢が家の中に入って、自己紹介しながら賞味しました。
10人以上の小さな子どもたちが、外を走り回って、
やんちゃな子は、水遊びでびしょ濡れになっていましたが、
慣れたお母さんは、着替えを用意して悠然としています。

お腹に赤ちゃんを宿したお母さんも、大勢いるので、
親しくなるに連れて、要らなくなった子ども用品の話題で、
持ている人が持たない人に融通し、受け継いでいきます。
必要なものを買いそろえるよりも、無駄がなくていいですね。
ひどいつわりや子どものアトピーなど、意見交換も盛んで、
自然農による作物も、家族の体質改善に役立っているようです。