タカキビとアマランサスと

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今年の雑穀は、苗作りで大失敗をしたので、
タカキビとアマランサスだけになってしまいました。
それもこの通り、植えた時は陽が当たるつもりだったのに、
夏になって大樹の枝に葉が茂ると、日陰になってしまい、
樹に近いほど育たなくて、残念な結果になりました。

だいたい雑穀類は、いつもとんでもない失敗をして、
草むらに埋もれてわからなくなって、収穫できなかったり、
苗から移植のタイミングが悪く、あまり育たなかったり、
獣になぎ倒されて、ほとんど収穫できなかった時もありました。
そして今年は、苗床の土が薄すぎたり日陰だったり。

毎年同じ過ちは繰り返していないのに、よくぞまあ、
これだけいろんな失敗が、何度でも続くものです。
これだけ失敗すれば、来年こそはうまく育つでしょうか?
実は雑穀ばかりではなく、今年は綿花を育てるつもりだったのに、
よくわからない蔦が蔓延って、失敗してもいます。

幸いというか、何度失敗しても続けられる環境で、
失敗したら命がない!と言うような状況にはないので、
なんとかのんびり、生き延びてはいるのですが・・・・
いつになったら上手に育てられるのか、難しいですね。
それでもこうして、自然農が続けられることがありがたい。

ここの地主は、口うるさくはあるのですが優しい人で、
人間味があるから、言いたいことを言い合って尊敬もする。
自然農をバカにするようなことを言いながら、関心もあって、
やめろとも言わずに、無料で土地を使わせてくれる人です。
もちろんその代わりに、収穫のいくらかは分けていますけどね。

単に収入で考えれば、自然農は割に合わない話でしょうが、
この地主のおじちゃんのように、新しい試みに興味を持って、
文句を言いながらも、見守ってくれているのが嬉しい。
若い頃は競馬のジョッキーだったそうで、並の常識ではない、
人間の面白味がわかる、自分の生き方を持った人なのでしょう!