秋の風が吹いて

イメージ 1
 
相変わらずの暑い毎日ですが、朝夕は涼しくなり、
今まで通りに裸で寝ていると、体が冷えて目が覚めます。
そのまま寝ていれば、風邪を引いてしまうので、
パジャマを着て寝直すと、ぐっすりとよく眠れます。
朝も寝ぼけていると寒さに気付かず、鼻風邪を引きますが、
そんな時は、熱いお茶を一杯飲むといいですね。

昨日の日曜日には、朝の3時間ほど馬畑で農作業をして、
家に帰ってシャワーを浴び、小一時間昼寝をして、
午後は古い洗濯機やテレビ、プリンターなどを、
廃品回収の業者に持っていって、引き取ってもらいました。
こうして回収された廃品は、たぶん中国に渡って、
もう一度リサイクルされるんなら、それでいいでしょう。

古い我が家は、片づけても片づけても捨てるものが多く、
家の1/4ほどのスペースは、まだ片付けも出来ていません。
“まだ”と言うのは、僕がこの家に住み始めた12年前からで、
これだけの長きに片付かないから、いつ片付くやら・・・
片づける気がないとも言えるのですから、困ったものです。
それでも生活するスペースは、確保していますけどね。

夕方になって、イチゴ農園を引き受けようとしている人から、
9月に少し手伝ってもらえないか?、と連絡がありました。
ともかく話を聞いてからと思い、福野まで出掛けて、
樫亭と言うところへお邪魔したら、梟の展示をしていました。
自然豊かな庭に面した、古風でこぢんまりした家の一角に、
鋳物だと思うのですが、梟がたくさん並んでいました。

庭石と苔と洗い砂利を基調に、そう広くない庭の奥には、
びっしりと緑が茂って、その中に樫の木もあったでしょうか。
先人から受け継いだという庭は、よく手入れが行き届いて、
永い時の流れが、やわらかく凝縮された感じがします。
その庭によくマッチして、かわいい梟が並んでいたのですが、
作者は聴覚のない人だとかで、静けさが伝わってきます。

イチゴ農園の話をしながら、この家の若夫婦の赤ん坊を見て、
またこの子も、新しい命の環を繋いでいくのだと思うと、
大いなる不思議さに、気持ちが大きくなって話しもまとまります。
家に帰って、彼女と今日一日のことを話し合いながら休む、
たったそれだけのことですが、幸せな安らぎを感じるのです。
ときどきフッと涼しい風が吹いて、秋を感じさせてくれました。