ほうじ茶

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お茶は好きなので、いろいろ飲みますが、
このところ緑茶は飲まず、わけあってほうじ茶です。
ようやく田植えも終わって、沖縄行きの準備!
といきたいところですが、この旅も今年は特別で、
今後はすべての旅で、旅の意味が違ってくるでしょう。

首相官邸周辺や国会議事堂周囲では、連日デモがあって、
その内容はお金のことではなく、原発の再稼働反対。
昨日はついに4万5千人の人たちが、デモに参加したそうで、
いつものことながら、これだけの人が集まって反対しても、
多くのマスコミはこれを無視して、増税議論に終始しています。

この国を実質支配しているのは、実経済の支配者ですが、
そうした支配構造は、次第に綻び始めています。
それを明確にするのが、原発事故だったのかもしれず、
僕らは今、明らかに新しい時代を作り始めているのです。
この流れは、もう誰も止めることはできません。

福島で何が起きているのか、福島の人たちに聞けば、
日々被曝を恐れながら、どうすればいいかわからなくて、
恐れと怒りと諦めが渦巻き、自殺者が増えていると言います。
こんな状態で、それでも原発を再稼働させる政府は、
もう市民の政府ではないし、信用できるものではない。

京都大学の教授が、今は戦争状態に等しい!と言ったとき、
「何を大袈裟な」と思った人は多いのでしょうが、
日本国内の言論統制や被曝被害、増え続ける避難民など、
冷静に考えれば、これは核被曝を担保にした内戦状態なのです。
さらなる再稼働によって、被曝戦は広がり続けるでしょう。

僕らは何を担保に、新しい時代を始めればいいのか?
僕はあらためて、命の基本に戻るしかないと思うのです。
お金経済の呪縛を逃れて、生きる基本を見出すことで、
お金をもう一度、シンプルな道具に戻すことが出来れば、
核内戦は無意味になり、再稼働の必要はなくなるのですが・・・
 
技術的な問題に終始すれば、過去の誤謬を繰り返すでしょう。