自然な生命力と共に暮らす

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自然農の畑で、自家採種をしていると、
こぼれ種が出てきて、この管理が大変です。
僕の畑では、いろんな場所にダイコンが出てきて、
草と一緒に始末してしまえば、それまでですが、
うまく気がつけば、そのまま育てて大きくします。

今日紹介する写真は、右は本当はキュウリなのですが、
その周囲に、去年のジャガイモの残りが芽を出して、
キュウリよりも勢いが良く、どっちの畑かわからない感じ。
左の写真は茶豆のエリアなのに、エンドウ豆が発芽し、
中央はニンニクの合間に、ニンジンが育っている様子です。

最近は、ネギも全部収穫しないで残しておけば、
脇から新しいネギが育ってくるので、これを収穫すれば、
種から育てなくても、勝手に増えると知りました。
キャベツは収穫後の茎をそのままにしておけば、
やがて茎からいくつもの芽が出るので、2つほど残して、
元気そうな新芽は茎の一部と一緒に切り取って植えておく。

そうすれば、古い茎から育ったものも、移植したものも、
どちらもしっかり育つので、種から苗を育てる必要もない。
さらにアサツキやラッキョウは、人間は収穫するだけで、
作物は放っておいても、毎年食べきれない量が出てきます。
ジャガイモもエンドウ豆もニンジンも、勝手に育てば、
あと必要なのは、ナスやトマトなどの夏野菜だけでしょうか。

狭い場所に、たくさんの野菜を収穫しようとすれば、
連作障害や肥料のバランスなど、管理が大変になりますが、
十分に広い場所で、無理なく収穫すれば連作も心配ない。
とすれば、人が少なくなった過疎地で農作物を自由育成して、
人間はそれをいただくだけ!、なんてのも夢でないかも・・・

作物ごとのエリアを持って、果樹アリアなども揃えて、
あとは余計な草などの世話だけして、自然を守っていれば、
なにも毎日あくせく働かなくても、食べ物は手に入る。
綿花なども栽培していれば、糸を紡いで布を織って、
家の回りに防風林などあれば、大きく育てて家も建つ。

屋敷林に囲まれた散居村の、進化した未来形って、
そんな感じじゃないのかなあ!って、夢見てみました。
お金や仕事に追われずに、世のため人のために、
そして愛する家族のために、自由に働いて暮らせる・・・