農ギャル?の畦塗り

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昨日・今日と、鎌仲監督の新作映画の上映会があり、
鎌仲さんのトークもあったので、行きたいところでした。
だけど今日は早朝から、畦塗り作業の予定日でしたし、
昨日はその準備もあって、夜の遠出は少々きつい。
どうしたものかと迷いましたが、僕が大切にすべきは、
映画やトークよりも、自然農を確実に実践すること。
そう考えて、氷見にも富山にも行かずに畦塗りしました。

今回はいつもよりきつい作業になる、と予想したのは、
たまたま参加者が女性中心で、力仕事は弱そうなのです。
写真を見ての通り、農ギャルが5人並んでの畦塗りで、
男は僕ともう一人だけで、しかも彼は僕よりも年上です。
要所要所はやっぱり“田んぼの力”がやりましたが、
その他の畦塗り作業は、どうしても彼女たちに頼ります。
最初は大丈夫かな?と心配しましたが、ワイワイがやがや、
おしゃべりしながら、それでもなんとか進んでいきます。

男だと仕事が大きく動きますが、彼女たちは狭く並んで、
ゆっくりペースで、結局は男がやるのと大差なく出来ていく。
ああだこうだと話ながら、時には手が動いていなかったり、
鍬が重いと、素手で泥をこねたり塗りつけたりしながら、
それでも少しずつ、出来上がっていくから不思議な感じです。
女には女のやり方があって、男のやり方とは違うけど、
結局はうまく回して、それなりの仕事がこなされていく。

思ったよりも順調に作業が進んで、ちょっとホッとしながら、
昨日から準備して、映画会もあきらめた甲斐がありました。
午後にはもう一人、やや若い男の助っ人が来てくれましたが、
こちらも力仕事は苦手のようで、だけど農ギャルたちが、
うまい具合におだててくれて、彼も応じて頑張ってくれました。
僕は今朝も朝の7時前に田んぼに来て、準備をしていたので、
昼にはすっかり疲れきっており、お弁当を食べ終わると、
そのまましっかり木陰で昼寝して、午後の作業に備えました。

いつものことですが、午前中の最初のスローテンポに比べ、
午後は慣れたせいもあってか、快調に作業が進みます。
午前中は3時間かかった、それと同程度の作業量だったのに、
午後は2時間も掛からずに終わり、みんなで歓声を上げました。
出来上がりもしっかり上々で、右側の楕円の中を見ての通り、
ちょっとくねくねしていますが、そんなのはお愛嬌で、
こうして今年も、無事に畦塗りを終えることが出来ました!