石黒家での味噌造り

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味噌はいつも、自分で作っているのですが、
僕の彼女の家用の味噌が、まだ足りないこともあって、
今年は石黒家での味噌造りに、参加してみることにしました。
行ってみると、杵と臼が出してある様子が垣間見えて、
いつもとはチョット違うけど、杵つくような音も聞こえる。
ちょうど春の、彼岸入りをした後の日だったので、
お餅をついているのかと思ったら、違っていました。

杵つくように聞こえたのは、薪割りをする音で、
臼が出してあったのは、そこで味噌用大豆を潰すのです。
ついでに大豆を煮る鍋も大きければ、麹と混ぜ合わす桶も大きくて、
さすがに手掛ける量が違うと、何もかもが規模が大きい。
石黒家で作る大豆の量は、毎年100㎏くらいだと聞きますから、
それはもう、僕らの作る量とは桁が違うのです。

集まってきた人の数も、7家族20人くらいで、
いつものように子連れの家族が多いのも、相変わらずです。
彼岸用に作られた、餅ではなくぼた餅が昼食だったのですが、
ご飯はご飯でちゃんと食べたのに、ぼた餅も4個くらい食べました。
大勢で食べるのは楽しいので、つい食べ過ぎてしまうようですが、
それでなくても石黒家では、食材も料理も美味しいので、
どうしてもお腹一杯になるまで、食べてしまうのです。

ついでに生まれて初めて、大豆を杵と臼で潰してみましたが、
お餅をつくよりも、ずっと力を使わずに済むのがありがたいですね。
特に僕のつき方は省エネだそうで、力を入れずに潰すから、
見ている人も簡単に出来ると思い、やってみたらきつかったとか。
これはやっぱり年の功で、上手に力を抜けるようになったので、
まだ若い人には、真似の出来ない芸当なのかも知れません。
若い人は、目一杯力を使って潰せばいいのです!

3時のおやつには、手作りのお菓子がいくつもでてきて、
それらをみんな一つずつ食べていたら、それだけでもお腹が一杯で、
さらに残り物のぼた餅まで食べたので、完璧に食べ過ぎです。
なんだかいつも、まるで食べに行っているみたいだなあ・・・
なんて思いながら、実際に食べに行っているのでっすが。(*^_^*)
ともかく美味しいのだから、やめられませんねえ・・・

でも一つだけ、自分の味噌造りで自慢できることも発見しました。
なにしろ大量に味噌を作る石黒家では、煮汁は基本的に捨てますが
僕の味噌造りでは、大豆の煮汁は捨てないで全部味噌に使う。
すなわち大豆のエキスを、まったく捨てないで使い切って、
出来上がりも、エキス分たっぷりの味噌になっているはずなのです。
この点だけは、手前味噌で自慢できると思ったのですが、
それはもう、量が少ないから出来る丁寧技ですね!