総務文教常任委員会で

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昨日19日は、総務文教常任委員会の開催日で、
南砺市の「まちづくり基本条例」が提出されると聞き、
傍聴したかったのですが、満席で叶いませんでした。
常任委員会の傍聴は、定員が7席しかなくて、
5日前には、満席になっていたと聞いています。

その条例案ですが、審議は中断しながら夜になり、
それでもなんとか承認可決されることになったようです。
さすがの自民クラブも、反対する理由が見つからず、
やむを得ずに承認したのかも知れませんが、
これでようやく、まちづくり条例は動き出します。

ただし、協働によるまちづくりの主体であるところの、
市民、行政、議会、自治会のうち、議会については、
その自主性を重んじるため、と言う理由で、
その役割や責務は、今回は明記されませんでした。

第13条 に、
市議会及び市議会議員の役割及び責務は、別に定める。
とだけの条項になっていますので、今のところ、
議会がどのようにまちづくりに関わる気があるのか、
はっきりしないと言っていいでしょう。

ここは、議会のやる気が問われるところであり、
早急に役割と責務を明確にしていただかないと、
まちづくりの主体の一角を、担うことは出来ません。
いわば肝心なところが一つ抜けた状態の、条例ですが、
それでも、情報公開と共有企画段階からの協働
市民、市職員、自治組織などの役割を明確にして、
協働の理念まで明記できたことは、大きな進歩です。

(協働の理念)
第17条 市民及び市は、
互いの特性及び能力を尊重し、理解して協力することにより、
地域の財産である豊かな人間性、自然環境、伝統文化等を活かして、
持続可能で、かつ、活力ある循環型社会の構築を図りながら、
これからも住み続けたいと思えるまちづくりを推進するものとする。

このほか、推進会議の設置委員の公募男女クオータ制など、
先進のまちづくり条例に必要な項目は、ほぼ網羅されており、
この条例を基に、新しいまちづくりは動き出すでしょう。
3年掛けて成立した、市民会議によるまちづくり条例は、
これから市のまちづくりに、大きく貢献してくれると信じます。

写真は参考画像で、過去のものです。