井波高校閉校式

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1948年に発足した、富山県立井波高等学校が、
今年度で閉校されるに伴い、3月3日に閉校式が行われます。
64年間の歴史は、開校した当事の人々の思いからすれば、
あまりにも短くて、残念なものではないのかと推察されます。

おおざっぱに言ってしまえば、少子高齢化が理由になっていますが、
福祉科という貴重な学科があり、すでに施設は整っているので、
規模を小さく運営することは、出来なかったのでしょうか?
あるいは文化町井波と里山文化を繋ぐ、新しい学びの場として、
県立高校ではない形に、リニューアル出来なかったのでしょうか?

なんでもかんでも、経済効率の数値化で判断するのではなく、
もっと人々の思いを大切に、将来を見据えたまちづくりの一環として、
南砺市立の福祉芸術学院とか、可能性を探りたかった気がします。
とは言え、この閉校に伴う校舎や跡地の利用に関しては、
誰がどのように検討したのか、よくわからないまま閉校式を迎える、
行政に閉鎖性が続く限り、同じようなことはこれからも続くでしょう。

地域のことは、もっと地域内住民でオープンに議論して、
住民と行政が協働して将来を建設する、新しいルールがないと、
これからも少子高齢化による低迷は、加速するしかないでしょう。
その典型的な実例が、井波高校の閉校なのかも知れないので、
この校舎や資産が今後どう活かされるのか、見守るしかありません。

3月3日の当日は、午後0時30分から卒業証書授与式で、
午後1時50分~2時30分が、閉校式の予定になっています。
これらは、井波高校の体育館で行われますが、
その後のメモリアルパーティーは、午後5時~6時45、
いなみ木彫りの里の、創遊館で行われることになっています。
詳しいことは、↓こちらからご覧ください。
http://www.inami-h.tym.ed.jp/